■2014/04/04 計測
計測という発想を持ち始めて、計測をしながら治療を試みるように治療体系を変えつつある。
やはり、と言うか、どうやら効果は、確実にある気がします。
大工と言う言葉を用いながら、でも、何を持って大工と言うのだろう自問自答を繰り返して来ました。
例えば、マンションを施工する大工さんは、やはり道具に水平盤を用いている。
例えば、大工作業と言えばいいのだろうか、建築現場を見ていると、必ず水平性を意識している気がする。
そんな事は口の中の治療に必要はないのだろうか?
この発想は、線維筋痛症に罹患したお医者先生よりえた発想。
スプリントで対処する事には、実はあまり悩みを今は抱えていません。むしろ、こいつが効かない場合の理由をひたすら探していたような気がします。
効かない理由は、顎のドライブと言えば良いのでしょうか?顎の正中性と言うのか、運動性が壊れたと言うのでしょうか?プログラムが崩壊したと言えば良いのでしょうか?
この現象と出会った時でした。こいつの原因に反射系のトラブルと言うか感覚系のトラブルと言うか、そいつを疑っていたのですが、中々、原因と言うか、本質を見いだせなかった様に思っています。
漠然と掴んで、現象を漠然と眺めるだけ。
無力感を感じ、逃げ出したい衝動を持ち、一人たたずむとは正にこんなことを言うのだろうと、寂しさを堪え思った物です。
でも、どうやらそこからようやく離脱出来ると、思えるようになりつつあります。
そして、計測にもう一つの真実が隠されているのではないかと思い、計測を始めてみると、どうやら…
そんな事を感じ始めています。
ま、一人感傷と言う事で。
人間の身体は素晴らしい。その前で、いつもたじろぐ。でも、共有をしていきたい。
おしまい。