■2014/06/12 顎位と筋と
顎位の定義は、上顎と下顎の位置関係。
で、顎位を支配するのは、何か?
大きなパーツは、順に挙げていけば、骨があり、筋があり、顎の骨の上には歯があり・・・となる訳です。
で、昔の凄い人は、顎位をどうにか出来ないかと考える訳です。
で、前後的な位置関係の論説が起来たわけです。
その前に、何故、顎位に拘ったか?
至って、単純で、歯科の歴史は、まずは入れ歯学より始まります。
その際、顎位をどこに設定すれば、噛めるだろうという議論が巻き起こるのです。
それが、前か後ろのどちら方面にすると適切か?そんな所から始まると言う訳です。
チョト、小話。
日本悪い子論とか、ダメな子論もいいですか、歯科とアメリカ大統領のお話。
初代大統領はワシントンさん。で、この独立戦争時、ワシントン閣下は将軍。で、この部下が、歯科医になる訳です。
当時の歯科の歴史は、抜歯をする事、で、入れ歯を作る。
こんな感じの仕事ぶりです。
今とは大違い。
で、当時の入れ歯はばね式の入れ歯。ばね式ですから、口に入れると、ばねのせいで、口から飛び出す訳です。
ま、ここを押さえて頂いて。
で、請われて初代アメリカ大統領になります。
で、当時の部下は、大統領の主治医になる訳です。
ワシントン大統領の肖像画が、しかめっ面の理由が、先に紹介した入れ歯につながります。
飛び出さないように、ぐっと噛み締めるわけです。
で、結果、常にしかめっ面になる訳です。
で、時には、入れ歯を入れると頬がこけるから、綿をぎゅうぎゅう口に押し込んで、顔を作る訳です。
こんな所で、ワシントン大統領の顔が妙に変わる訳です。
で、2期目。
等々、最後に残っていた1本の歯も抜けます。
大統領施政についてのお話は、歴史家の評価にお任せして、ワシントン大統領。もう、勘弁してくれと、2期目で田舎に戻る訳です。
これが、きっかけでアメリカ大統領の最大2期生という、仕組みが生まれる訳です。
もし、この時満足する入れ歯が出来ていて、ワシントン大統領も人前に立つ事が苦痛でなければ、今の2期生ではなかった可能性もあったのかもしれません。
で、ご夫婦そろって、総入れ歯になって、ひっそりと暮らして行かれましたとさ。
で、主治医は、とても裕福になったとさ。
おしまい