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顎位と咬合は分離して考えるべきなのか

顎位と咬合は分離して考えるべきなのか

2014/07/24

■2014/07/24 顎位と咬合は分離して考えるべきなのか
顎位の定義は、上下顎の相対的位置関係
咬合の定義は、上下歯牙の相対的位置関係

こんな感じの表現で括る事が出来るようです。

顎位がずれるという事象について考えてみたく思うのです。何を持って顎位がずれると定義するかは、難しい所ですが。

さて、この場合、顎位はずれるものだと言う捉え方と、顎位がずれる原因があるのだと言う捉え方の二つがあるのではないかと思うのです。

言葉遊びです。
昔のあたしは、顎位がずれるから咬合がずれるという捉え方なのだろうかと考えていた時期もあります。でも、結論を言えばすっきりしませんでしたが…

顎位を何らかの手法で変えると、確かに身体にある種の反射を起こします。
顎位反射と、姿勢起立反射の調和性が取れるからと、生理学用語を用いるならば、そのように理解していますが…

ま、口と歯と、身体は関係ないと捉えられる派の人々にとっては、生理学は縁遠い学問のようですから、顎位反射などは遠い世界なのかもしれません。となれば、当然姿勢反射も関係ないのだろうなって想像したりします。

どうなのでしょう?

ま、生理学の話はこれぐらいにして。話を元に戻して行きます。
すると、鶏が先か、卵が先かの議論に戻るようですが、現症についての捉え方が変わる気がして来ます。

難しい所です。

咬合感作が起きるから、顎位まで波及するのか?
顎位がおかしいから、咬合感作が起きるのか?

前者の表現として、時に、いわゆる顎関節症まで波及するのか?

顎位がおかしいから顎関節症に波及するのか?

前者の表現の結果、+++が起きるのか?
顎位がおかしいから。+++が起きるのか?

前者の場合、きっと、治療法は咬合を主体に組み立てていく必要性が出てくるでしょうし、後者の場合、顎のずれを治して、必要なら咬合にと言う発想になっていくでしょうし…

臨床は難しいと思います。

そして、この卵と鶏談義の収束を迎えない限り、中々、あるべきガイドラインは誕生しないのではと、個人の主観は訴えます。

本当に難しい問題です。

おしまい

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