こすが歯科医院
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歯科心身症実況中継:延長戦、12回表

歯科心身症実況中継:延長戦、12回表

2014/12/02

実況!勝手に歯科心身症実況中継

得点ボード

先に記した流れが、加速度的に起きた場合、最早、調整弁には、歯科界はならなくなって来るでしょう。

今度はいずれ、医科界にもその動きは出て来るでしょう。

医療は人を診る物であって、病気だけをマニュアル的に診る物ではありません。マニュアルでなければ、安い医療費は成立しない気がしてなりません。
支援法の安心を、懐に安心と言う考えだけで成立しているのであれば、人を診るという心構えがすたれていく事は、受け入れるべきなのでしょう。

寂しい事ですがね。

選挙が近づいて来ているようです。安い医療費にと、そこにだけ安心があるように心地よく叫ぶ方々に“ふっ”と聞きたくなる時があります。

安心の意味は、何を持って言うのでしょうかと?
確実な結果にはコストが付きものでしょう。
安全な管理にはコストが当然付く物でしょう。
規格化した物を売るのならば、大量生産、大量販売で安価にも出来るのかもしれません。
しかし、病気は病人に、人に罹患する物です。罹患の仕方もそれぞれです。

現場の事は知らずに、無駄を省けば安心と言う言葉が成立する意味があたしにはどうしても分かりません。
現場の声を知らずに、成長が*%続けば、安心と言う言葉が成立する意味があたしにはどうしても分かりません。

必要なコスト、必要な状況を把握して、現実的にはこれだけ必要と言う議論からしか始まらない気がするのですが、どうも、まだまだ、医療に於いては、理想論を叫ぶという主張がまかり通るみたいで、不思議だなって思ったりもしてしまいます。

幾ら頭のいいお役人でも、安い医療費がベースで、安全と抽象論だけを振りかざせば、それなりにしか出来ない気もします。

高い医療費で、高い安全をと言うのならば、これは、現実的基準も出て来るような気もします。
懐に優しい医療費で、それなりの安全性と言うのならば、これも、ガイドラインは出やすく思います。

無駄な労力を発揮する為の、表現を変えれば、仕事の為仕事?と不思議に思える規制は取っ払って欲しく思う事もあります。ま、現場の勝手な主張でしょう。もっと、単純化して欲しく思う時もあります。

誰もが玉虫色の声を叫んで、あたかも玉虫色の決着に落ち着くのは、そろそろ無理が出て来ている気もします。

あたしは時々、ぼやきます。
医療負担は、高くある必要はないし、安くある必要な無いけれど、適性のフィーは頂戴したいと。

だから、当院は、保険で出来る事は保険で行う事は、拒まない。けれど、保険には、既に無理が生じている分野もあると、言いたくなります。

無理な事ですら保険治療を行い、安全が損なわれる可能性がある場合は、治療に責任を持てない事を言わざるを得ません。拒まざるを得ない場合もあります。

ですが、結構、この無理な世界って、歯科の中で、咬合が絡む場合が多いから、歴史とは不思議だなって思う時もあります。

ナソロジーと言う咬合学の一つが隆盛だったのは、1980年代。保険制度の現在の根幹が出来たのは60年代。そのギャップ20年。

咬合もその(具体的には書き示しませんが)病態に関係しているのかなって思う事がある疾患名は、何故か、1960年代には見つかっていない物だったり、解釈が更に深まり、当時の解釈が一切通用しない物になっていたりと、実は、支援法の管轄外にある物だらけです。

選挙が近づき、街頭演説の安心した医療をと、叫ぶ声を聞きながら、政治家を志す方々は一体、何をその前提に置いているのだろうと、“ふっ”と、疑問がよぎる事があります。
ま、あたしは、国民の義務で、選挙に投票には行きますがね。
少なくとも、前提が?な言わば、”小善は大悪に似たり“と思えてしまう熱い根拠のない理想だけの方は、個人的には遠慮をしたく思っています。

責任を取る可能性のない理想や、責任感が見えない理想より、現実に足を置いている可能性を、あたしは大事にしたく思います。

多分、人を診るという心持ちは、病気を診る行為よりはるかに難しく尊いものだという事を、患者を通して学べたからだと思うのです。そこには、沢山の前提を置く必要があります。

多分、国を運営するという心持ちは、確かになれば素敵だが、なるには根拠が脆弱という理想と言う心地よい音より、厳しく辛いものだと思うのです。そこにも、沢山の前提があるのだと思うのです。

難しいお話は、久々に新聞でも読んでみようと思った不学なあたしですから、それは、どうぞ、新聞でも読んで考えてみましょう。

ほんじゃ。

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