いよいよ、タイの街にくりだす時です。情緒あふれてとか、南国ならではのという表現から、フムフムと思わせるくだりを書ければ、あたしは作家を目指せるのでしょうけどけど、ね。
今の所、歯科医にこだわりたいので、そんな高尚な事も思いつきませんし、目指そうとも思いません。それに、言って簡単に成れる物とは到底、思えません。後、作家になる事自体に、今の所、興味は無いようです。
日本と違い、街並みの整備は多分、日本の昭和40年代とか50年代の感じと言う表現が良いのでしょうね。舗装されているとはいえ、所々、つぎはぎ模様で、歩道のブロックは、凸凹だけど微妙な按配に整然としている感じ。
きっと、この歩道チャリンコで飛ばしながら話をしたら、舌を噛むのでしょうね。ま、それぐらい凸凹って言う感じの路面かな?
気候は南国らしくヤシの木が元気に立ちそびえ、街を構成する家々の景色は日本とその様相は全く違い、きっと落ち着きが無い色とか、派手な色と言う感覚に襲われるのかしら、って思いました。個人的には、似合っているから好きでしたが…
タクシーの仕組みも面白いですね。
個人タクシーと、運転手がタクシー会社から一日500バーツ払って借りる仕組みだそうです。だから乗る際は、方向を言って既に返す時間が近づいていたら乗車を断られる場合もある。
バスなども面白い、冷房付きと、冷房付きで無いでは、ちょっとお値段が違う。どちらもありと言う国柄で捉えるべきか、勿体ない精神で捉えるべきか、合理的と捉えるべきかそれはそれぞれの解釈になって行くのでしょうね。
違和感が取り立ててあたしには無かったので、多分、タイが好きになったのでしょうね。いえ、受け入れたと言う表現の方が近いのかな?どちらかと言えば、こちらかな?今回の、滞在時間を含めて考えると。
昼件、朝飯をあたし流に言えば、タイ風蕎麦を食べる。一言。“うまい!”時計を確認しながら3時に教授のクリニックに向かう事を、ウッチャンと確認する。蕎麦と言っても、米性。JR九州の方で、米で作ったうどんを展開するみたいですし、きっと、あの蕎麦がアンだけ“うまかった”から、行けると違うかしらなんて勝手に想像しながらすすります。そして机に向うが、先ほどの話に戻る訳。
時間になり、予定通りロビーでウッチャンを待つ。
スーツと言っても熱いし軽装で来ているからはっきりと言って急ごしらえ。ま、そんな訳ですから、あたしの格好は半そでのワイシャツに黄色柄のネクタイ。
ウチャンは、笑うぐらい(普段はスーツなど着ないから)似合わない格好で来た。そう、昔あった“おぼっチャマ”と言う漫画のチャマがそっくり出てきた感じ。少し、心で笑ってしまう。似合わねぇ~ってね。見慣れないせいかな?
ま、予定通り、教授のクリニックに行く。場所を確認して、横緒にある日本人が経営する喫茶店に入る。ここは日本人が経営する喫茶店で、実は水が日本流。生水を飲める数少ない国の日本育ちだと、以外ですが、水は買うもの。だから喫茶店といえども、水を飲みに行くのも決して不思議な感じではないそうです。そういう意味だと、希有な喫茶店になるみたいですね。日本人の拘りですか?そうそう、気を付けなければいけないのは、水を日本の如く無料で出してくれる場合、時には、生水の場合もあるそうなので注意あれ、ですね。
それと、生で飲めるのに、それでも浄水器とか、水を買ってというのは本当に恵まれていると言えるのかもしれませんね。
さて、教授のクリニックは、タイ語のみならず、日本語で書いてある。
歯科、内科、精神科、性病科、婦人科、ペイン…所々、ペイントが剥がれた感じでもある。
ん?ん?
灰色の古ぼけたビルに4階建て。日本風に言うと、せいたかのっぽの雑居ビル。後で分かるのだが、経営不振の日本人相手のクリニックを譲り受けたそうな。
坪数は、20坪無いと思える感じ。
だから、こんなに診療科が入るのか?と洒落では無く感じる。
ま、そんな感じ。
で、実際は…
ま、それはその内。