顎関節症は、ほっておいても痛みが治まる時は治まっていきます。
と言う事は、積極的に、咬合調整を行うという考えは、果たして成立するのか、個人としては、些かの疑問を感じます。
歯周組織もおかしくなり、このままいけば、時間軸で考えた際、歯の喪失を見いだす可能性がある場合は、話は変わると思います。
あくまでも、デンタルサイクルと言う時間軸で考えて行動をすべきではないでしょうかね?
咬合調整が大好きで、スプリントの否定派?の言い分。多分ね。
あたしも大学時代、医局時代、ずーっと不思議でしたから。
こんなんで、落ち着くのかね?と。
これ、個人の所感…
・対合歯の咬合面がそのままで、スプリントだけで理想的な咬合を構築する事が至難。
・スプリント療法は、結果、口腔内での噛み合わせ(感)を高くするので、かえって問題が起こる事が多いです。
例:症状が悪化すること(時々、思います。どういった症状が?)
歯が移動する
歯の沈下がある
例:軽度の顎関節症を重症化させる事がある。
咬合調整は、咬合理論に基づき診査、診断を行い、やみくもな咬合調整は危険です。総義歯の配列を行った経験がある歯科医師が、咬合調整をすると安全です。
こんな感じでしょうかね?
さて、フムフムと読みながら、いつも違和感を感じながら、星空を眺めていたあたしでした。寂しげにベンチに腰掛けて…と、ドラマにしても仕方が無いので、続けましょう。
そもそも、ほっておいても治る顎関節症があるならば、ここで、咬合調整をする事は成立しないと思いませんか?
重症化した顎関節症と、いわゆる顎関節症は別だと一応は、譲るとしましょう。
ところで、これは、どうやって見抜くのかしら?
例えば、咳コホコホ。風邪の場合、風邪薬・OK
違う場合、血液検査、精密検査と手順があると思うのですが…
患者側は、MRIを取らないのかCTを取らないのか?求めるかもしれません。
いいんですよ。取りたいと思われる事は?でも、思います。ところで、で?
まずは整理をしていきませんか?
必要な事は、病を知り、人を診る事でしょう。人を診ずに病を診るなら、何も言わず、レントゲンに行こう!
ここら辺で、またややこしく関係が複雑になるのですが…
ところで、もう一つ、顎関節症で分かって来ている見解…
歯の噛み合わせの異常が大きな原因として考えられていました。
しかし、現在では「噛み合わせの異常は、原因でなく結果であり、顎関節症の症状の一つである」と考えられています。
顎関節症になった症状に噛み合わせも表現として表れる。
噛み合わせに特化して書いてやろうと思いたった理由はここら辺かもね?
さておき、すると、根本的な原因は筋肉の緊張。と、考えられて来ている訳です。
筋肉の緊張が顎関節の耐久限度を超えた時に顎関節症が起こり、筋肉に引かれて下顎がずれることによって噛み合わせの異常も生じると考えられるようになって来てもいるようです。
筋肉の緊張の一番大きな原因が、くいしばりや歯ぎしりです。
歯ぎしりも、音がするのは2割程度で、8割は音がしない。その為、それと気づかないことが多いようです。
更に、チョット知識を足すと、関節円板のズレは、先天的に靭帯が伸びやすい体質の人が、くいしばりや歯ぎしりをすることにより、関節の靭帯が伸びて関節がゆるくなることが原因で起こるようです。
すると、筋肉の緊張が強いと、関節の骨と骨を圧迫する力も強くなり、関節円板の滑りが悪くなったり、関節に引っかかったりして症状が出るという訳ですかね?
こんな感じになるのかな?言葉に表現すると…
あれ? 何か感じませんか?
ここらで、おしまい。 また次の章で。
もし、で身体には?と、お考えになられる感性の鋭い方がおられたら、それはまた気が向いた時にでも…
この先は、また気が向いた時にでも…
このシリーズでは、書かないような気もします。