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病態の把握について -その6-

病態の把握について -その6-

2014/12/03

ここ2回は、随分、長くやってしまいました。反省です。ですので、また、短くまとめながらやっていきましょう。

顎・口腔系で、見つめると、たかが、虫歯であろうと、とんでもない、世界観に広がるということが分かって来ていただけたら、ちょっと、ウフッです。
さて、続けましょう。

じゃあ、今一度、顎・口腔系の定義を整理してみましょう。
1)(顎口腔系) 
定義;咀嚼、呼吸、呼吸、発音、顔貌などの顔面、顎、口腔領域で行われる全ての機能に関する諸組織、器官の機能的単位の総称
   
食物の取り込み、咀嚼、嚥下、発音の他各種の非機能活動に関与する組織複合体

具体的にいうと
顎口腔系には、上顎骨、下顎骨、舌骨、顎関節と、それぞれに付着する筋肉、靭帯、口唇、頬、歯、口蓋、舌の筋と粘膜及び、これらの組織に分布する神経、血管、リンパ管、唾液腺などが含まれる。
    
そういう意味では、顎口腔系は機能的単位といえる。この制御は神経筋機構によって行われる。(1972)

顎口腔系の営む非生理的な機能である異常機能が、顎関節症に関係すると考えられている。

その治療における補綴処置の考え方
顎口腔系との調和を目指した(主目的)治療をオーラル・リハビリテイションという。
 
ま、こんな事を、如何に知らない相手に上手に伝えるかは大事でしょうね。
でもね、ここで、もう一つ、大きく考えなければならないのは、嚥下なんて、胃の直前の入り口(噴門)までをさす分けですよ。呼吸まで、考えると大変じゃ、無いですか?

この、顎・口腔系を捉えると、大変大きな領域を抱え込んで考えないと、行けないと云う事になりませんか?そして、好もうと好まざるとも、私たちは大変な責任を抱えていることになりませんか?

だから、真剣に捉えないと行けないことになりませんか?

ちょっと、余談ですが、噛み合わせが、三叉神経系に影響があるなんて、論文を出したのは、日本の歯科医です。で、この三叉神経の、エラーが、体の不調に大きく影響されているのでは、なんていうことが、考えられています。

でも、この三叉神経は、一番は、この、顎、口腔領域を(厳密に考えると、言い過ぎのところもありますが、)押さえています。

機能試験を君たちに、お願いするのも、これにより、どこの筋活動が、おかしいのかを知ることで、これも、関連化して把握したいことがあります。

時にストレッチを、お願いするのも、私のライセンスでの、現行の解釈領域で、私の知りうる限りでは、筋活動に大きく影響する系の薬が、出せないと私は理解しているからです。

ですので、この筋活動を、ストレッチでリハビリをさせることで、開放の方向へ向かわせたいという思いがあります。

関連図、アセスメントに中々行かずに、申し訳ないのですが、ま、今回は、こんなところで。

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