歯の高さを失うと、何を失うかという話でしたね。一部を紹介してみます。
これを失う事は、逆にどうなる可能性があるかと考えてみましょう。
歯の高径を、乱すと、歯の位置が移動を起こし、***などと、咬合調整の物の本には書いてあったような記憶があります。(***は割愛)
この現象が起こるという事は、歪むという現象を、引き起こす何かにはならないのかなって思うのです。
ここで、考慮しなければならない事に、もともと許容範囲を越して歪んでいたならば、どう考えるかという問題も、合わせてある気もしますが、何でもかんでも、咬合調整は、もしかしたら、リスキーなのかもしれません。程々を無視したりすればもしかしたら、下のような事が起こるのかもしれません。
逆に、身体がこわばるとか、そんな現象が起こるかもしれません。
逆に、顎が奥に入ったという現象が起こるかもしれません。
急に噛む位置が変わるって、見方を変えれば、急に知らない土地にいきなり置かれたというぐらい、衝撃的な事かもしれませんよ。そうなると、恐怖とか、戸惑いでこわばりませんか?そういった想像をされてみると、面白いかもしれません。あまり、いい趣味ではないでしょうが…失礼しました。
息が苦しいと思うあなたがいるかもしれません。
立てなくなる自分がいるのかもしれません。
あまり想像したくないですが、そういった防御的な反応を起こすのかもしれません。
これが、長く続くと、もしかしたら、どこで噛んでいいのか分からなくなるかもしれません。その内、噛む場所が定まらなくなるかもしれません。
前の自分と違うのだもの。前の自分の感覚と違うのだもの…
まだまだあるかもしれません。でも、今回は省きます。
筋肉は、実際の所、顔の前にはありません。
顔の後ろにあります。
低くなれば、引っ張られません?後ろに。
だから、下がるのかもしれません。
この高さを変える状況は、セントリックストップを(噛み位置を守る機能)落とすことで発生するようです。
咬合調整はこのストップを落とされないよう気をつける事が必要みたいです。
この部分が、大事だと思います。
ですが、問題は、既にセントリックストップが、壊れている、あるいは、無いと思われる場合まで発展してしまっている場合、どうするかです。
位置覚を失う、位置覚が壊れる、こんな現象に落とし込まれてしまった場合です。
どういった、防御反応を示すのでしょうか?
難しい話になって来たので、今回はここまでとします。
補綴にしろ、修復の治療にしろ、矯正にしろ、この配慮なしに行われた治療結果は、私は芳しくないと思います。15分治療(それで、済む場合もあります)で、それが、可能か、時に患者の立場になる可能性がある皆さんにも、問題意識を持っていただければ嬉しく思います。
結果、歯を触れば触るほど、おかしくなったという声に変わる可能性すら出てきます。
歯科治療は、それぐらい慎重に取り組むべきだと、現場に立っている私は思います。
先に使った言葉をそのまま使うと、高径の維持を失う事で、顎位も変わる可能性もあるでしょうし、結果、歯の無理な当たり方で、歯の顔も変わるでしょう。歯の顔が変われば、平面も変化してしまうでしょう。そして、力の分散がうまくいかなければ、アーチも変わるかもしれません。
補綴物、修復物一つで、大きな変化を口に、ゆっくりと起こす事があります。
適正幅を越し、でも、その生体の許容域値であれば、時間軸の変化とともに、押しやられる可能性が、含まれるのかもしれません。
怖い話になってしまいました。
ですから、良く主事医たる歯医者さんと話し合われて、納得の元、始められると素敵かもしれません。参考までに…