まずは、この図を頭に入れよう!題して、咀嚼の刺激! どうだ!
ここで、触ってみよう。
食べている時の、他人の足を。
何かを感じるはず。
知っていましたか?
こんな事があるなんて…
誰かの足首あたりを触るって、咀嚼してもらうと、ピクピク動きませんか?ガムなどで、試してみると、面白いかもしれません。
な、馬鹿な?
ま、感じてみてください。
そうすると、上の絵が、もう少し、身近になるかもしれません。
この際、本当に全身への刺激がある事を知る事になるかと思いますよ。
まずは、知りましょう。
知る事、感じる事が大事です。
咀嚼する事は、食物を胃に詰め込むだけではなく、全身の諸機関を活性化する上で、重要な役割を果たしている。
食物を噛むための力は様々な刺激となり、歯、歯周組織だけではなく、顎骨や、関節さらには、顔、顔面、頸部全体の筋肉や骨格に伝わり、口腔顔面構造の発達成長にも強く関連している。
咀嚼する事による刺激は、口の様々な器官で、まず感じる。
歯に加えられた刺激は(機械的)歯根の周りにある歯根膜受容器によって感じる(インプラントや、入れ歯にはない。)
また、口を閉じる筋肉(顎閉口筋)には、受容器が存在します。
物があるぞ、って教えてくれるわけですね。
その他、口や下の粘膜には、味を感じる化学受容器、触覚、圧痛を感じる機械的受容器、冷たさ、温かさを感じる温度受容器が豊富に存在します。
口からの情報は、実は、手足や体のほかの部位から来る情報よりけた違いに多い。
だから、髪の毛一本でも、お口に入ると気付くでしょ?
また、食べる運動は、基本的に脳で形成された指令によって作られるリズム運動であるが、顎・口・顔の領域の感覚センサー(感覚神経)が、刺激されて、感覚情報が脳に入ると、脳から口の中外の筋肉や、顎を動かす筋肉に命令が来て(運動神経)、それこそ、細かい顎の動きまで来るわけです。