こすが歯科医院
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This is 病態関連図(1-4)

This is 病態関連図(1-4)

2014/12/04

ポジショナーで体に起きた変化と、ちょっとしたかみ合わせについて

 

また、読んでいただけているのですね。本当に、感謝します。ところで、何から始めるのでしたっけ?
そうそう、クリアランスの話でした。
このクリアランスが、いくら削っても、出てこない場合があります。上を削っているとしたら、下の歯が、下の歯を削っているとしたら、上の歯が、接触してくるのですね。

相当、削り込むとようやく、下手すると、ペラペラの状態で、クリアラスが出てくるという、笑えない現象があります。
(私どもは、この現象には、実は、ある工夫をする事で、出会う事は無いですが、それは、覚えていたら、どこかで、書いてみたいと思いますが…どうでしょうか?)
結論は、ペラペラの歯が入るという事になります。
これは、元の状態では、ありません。

あれっと、思われて、思わず、何かを感じられるあなたがいらっしゃったら、実は心当たりがあるのかもしれませんね。

この際、起こる現象は、単純です。
実は、顎の位置関係が変わる事を意味します。多くはどうなるかは、今回は書きません。そのうちという事で…

かみ合わせの関係が、変わる事を意味します。それが、体に与える影響はあるのか、どうかという事は、どちらなのでしょうね?

面白実体験♪

経験とは面白いものです。実は、右下の奥から2番目の歯を、根の治療をしました。人生はドラマです。今は、まるっきりシステムが変わっていますから、無いようですが、僕たちの大学には、相互実習という事で、学生同士で歯科の治療を、問題があれば、治療を行い、患者の気持ちも同時に味わうという経験を持っています。元は幼少の頃、引退をされましたが、叔父に虫歯という事で、治してもらったのですね。治してからというもの、何故か、ブラッシングをするにも関わらず、大体10年サイクルで、治した歯を治すのですね。覚えている事は、歯を入れてもらうたびに、合わない気がするというと、慣れるから、なんて言われて、そんな物かと受け入れさせられて来ました。良く、患者さんが、治すたびに歯が悪くなる気がする、そんな言葉も実は、こんな経験をすると、結びつくような気がします。
さて、大学で、実は、僕らの学年が、最後に臨床実習をおしまいにするという話が出ました。それは、この素晴らしい、システムを崩壊させるのはどうかと思い、正確に言えば、後輩に切々と協力を依頼され、−自分で患者を見つけないといけないのですね。そうしないと、進級できない、卒業が出来ない、見方を変えると厳しいシステムでした。結局は患者の権利意識、無資格者に歯は触らせたくないという物と、学生気質の変化に、大学教育も中止という形で、このシステムの廃止という事になってしまいましたが…全く、経験の無い歯科医が、世の中に誕生していくわけですね…臨床研修医という変わりに出来た新システムも聞く限りは、僕の学生時代よりも、遥かに甘い気がしますが…だから、歯科医が育ちにくい時代になって来ているようです。−分かった、叔父さんに治して貰った、歯(虫歯かどうか、学生時代は様子を見ることにしたのですね)一度、診てくれ…虫歯でした。
彼女の治療がまずかったのでしょうか?自分なりの診断は心にありますが、それは、内緒です。彼女は、30を見ること無しに、病死しました。だからです…10年もしないうちに、痛くなり、沁みるようになり、友人に治療をしてもらいました。根の治療です。その治療後のお話です。本題に入るのに、結構引っ張りましたね。反省です。
面白い、恐怖体験をしました。
治療が終わり、家に帰り、何気に玄関に座ると、立てないのですね。
痛くて立てないのではないです。
あれ、どう、立つのだっけ?
笑っちゃいました。
立てないのですもの…

これだ、(お笑い芸人風にいえば、おいしい経験です)これが、患者の言う、おかしくなったという、言葉の意味だ。もし、私が素人であれば、医療ミスと疑ったものと思います。何十分考えたでしょう、何時間考えたでしょう。家族もいます。冷静になり、よろけながら、喰いしばって、立ってみました。壁に寄りかかりながら…後にも先にも、分けの分からない経験は、実感としてあれが、始めてでした。その先については、また後日という事で…

でも、何故でしょう。

この関係を司るのは、筋肉になります。唐突過ぎるかもしれませんが、こんなイメージをいただけると、いいのかもしれません。骨だけでは、動きません。細かい事は省きますが、筋が動くから、これらの変化が生まれると思います。

それが、先に書いた例につながると思うのですが、今までの関係性と違う環境に体が適応できないとしたら?
今までと違う環境に、耐えうる幅の部分を、越してしまったら?

実は、俗に言うかみ合わせだけを特化して書いてみたいと思った衝動は多分、そこらにあるのだと思います。もっと、しっかりと、提供者である医療佐者側も、受給者である患者側もしっかりと考えると、素敵だよねという発想でしかないのです。

さて、話を先の表に戻しましょう。

仮に筋の記憶が変わるという表現にしましょう。このとき、脊髄の関係は、もしかしたら、現代の医学には見えないレベルで、上記の表に行き着く可能性が無いだろうかと、あの、(読まれていない方は、気が向いたら、トピックの部分も、参照されてください)経験から、より確信になった気がします。でも、どうそれを明確にしようとすればいいのだろう。それが、次に来た悩みでした。

医療者である僕には、当然、教育として与えられた学者としての感覚もあります(無論、研究者ではないですから、研究の事を述べるものではないかと思います。)
多分、歯を削られたから、おかしくなるのではないと思います。
多分、補綴を被せるから、おかしくなるのではないのだと思います。

私たちには、変化に適応できる能力はあります。と、同時にその変化に耐えられる能力があるかは別です。

ゆっくりと、色々な角度で表現をしようと決めたのは、多分、そんな色々を、確実に表に出してみようかなって思ったからでしょう。歯医者が何かをしたから、おかしくなるという言い方は多分、あたりなのかもしれません。でも、医療って、所詮は100パーセント神にはなれるものではないと思うのです。医療者は常に100パーセントを目指すべきでしょうが…だから、真摯でいるしかないと思うのです。だから、医療者側はエビデンスにこだわり、安全を第一に考えると思うのです。いえ、考えようとするのかもしれません。でも、この安全において、もし、見落とされている何かがあるとしたら、その起こる現象は、事故という表現になるのかもしれませんが、むしろ、まだ、表にはでない、盲点があるという逆説にもなる気がしてしょうがないのです。

命令系という言葉があります。もし、この命令系が、先に書いたように、何とか、その環境に適応したはいいが、生活するには、耐え難いものであれば、どうなるのでしょうか?

言い方を変えてみましょう。
もし、あの模式図が正しいとしましょう。
回復が出来ずに、ただ、あのサイクルを通り続けるとしたら、不調には、相当なっていくのかもしれませんね。適応障害なんていう言葉を出せるのかもしれませんね。

さて、今回は、ここで、おしまいです。

いよいよ佳境に入っていきましょう。

草々、歯を削ると、首が回ったという話は?は、次ぐらいで出せたらいいのかもしれません。

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