ポジショナーで体に起きた変化と、ちょっとしたかみ合わせについて。
咬合(噛み合わせ)、顎関節症とか、色々な書き出しから始めてまいりましたが、少し、見地を変えてみましょう。
今回は、いきなりですが、ある患者の口腔内の模型の写真を入れてみます。(勿論、許可は頂いておりますよ。勝手に載せているわけではありませんよ。)
あれ、今までと趣旨が“違うじゃない?!”そんな突っ込みを入れたくなるかと思います。いいのです。負けません。
というのも、言葉では、やはり限界があるような気がします。
ですので、今回は、写真を入れながら、何かを感じてもらおうかと思います。
なんで、感じないといけないの?と聞かれたら、笑いながら、答えます。
多分、感じられる事からしか、この世界って、入れないのだろうと思うからです。
でも、見方を変えて考えてみてください。
インプラントにしろ、入れ歯にしろ、何かを感じられているからこそ、じゃあ、やってみようと思うのではないのかなって、私は、判断しています。細かいメカニズムを全て理解して、始められる素人さんがいたら、そんなのオパッピーです。(いつか流行らなくなるのでしょう。でも、今回は、書いてみたくなったのです。すいません)
だから、感じて欲しいのです。
少し、分る言葉で書いてみましょう。
また、長くなるかもしれませんが、そこは、どうぞ笑って受け入れてください。
- かみ合わせが悪いから、体調が悪いのだと、時に断言しているホームページを見ることがあります。
- 体調が不調であれば、かみ合わせがおかしいと書いてあるホームページがあります。
- 歯の当たり方がおかしいからここを削れば、首が動いたと書いてあるホームページもあります。
まず、ここで、この3つの事について、僕なりに提議をしてみたいと思います。
かみ合わせが悪いから、体調が悪いという表現には、いくつも足りない言葉が隠されている気がします。あるいは、もし、隠されていなければ、とんでもない問題をはらんでいる事にもなる気がします。
だって、かみ合わせが悪いって、何を基準に見極めるのでしょうか?
歯並びが悪いは、きっと、素人のあなたでも、分るでしょう。
だって、可鏡を見れば、他人と比較すれば、分る人には分かると思います。
ところで、かみ合わせは?
例えば、模型上ではかみ合っていると、ドクターサイドが解釈しても、必ずしもそうとは限らない場合もあります。
また、よくよく聞いてみると、例えば、カチンと噛んでください、その際、どこがかみ合っていますか?と、問うと、模型上では、全体で噛んでいるように、見えるのに、上下の一歯のみ、当たっていると反応される方もいます。
また、噛むところが、落ち着かないという方もいます。
では、臨床ではどんな事によって、そんな事を識別しているのでしょうか?
私どもですか?
一応、方法は持っています。
だから、そこから、識別して、治療法を考えますが…
では、かみ合せが悪いと体調が悪いという根拠は、どこにあるのでしょうか?
だって、かみ合わせが悪い(明らかに悪い例を出しました)と、したら、体調は、先に書いた言葉通りとしたら、かみ合わせが治らない限り、体調が治る事はありえない気がしませんか?
不思議です。
さて、今回はここでおしまいです。