歯科と医科の盲点1 舌が・・・
2017/05/13
私自身、長年結果論ですが咬合と全身の関わり合いを研究する(ような)状況に陥ってしまいました。いえ、正確に言うと必要に迫られました。
こんな表現を使うのも滑稽な事なのですが、一つ読み手の方に共有して頂きたいことがあります。
口を支配する神経に三叉神経があります。で、口の治療と言えば歯科が担当します。その一方で、姿勢制御反射は三叉神経が関与する事が分かっています。この姿勢制御は医科の担当になります。これは、制度設計上の課題と言えるのかもしれません。
ここで、問題があるとすれば姿勢制御に関連する疾患に罹患した患者が、仮に歯科の治療を受けた場合、歯科治療を行う度に三叉神経に対し嬉しくない影響を渡す可能性がある事があげられる事だと私個人は考えます。
見方を変えれば、三叉神経に嬉しくない状態を薬でコントロールしようとすれば、逆説的ですが歯科治療には芳しくない影響を渡す事がある。
こんな命題に対し考えてみたいというのが今回のお話。
舌には空間把握能という生理学的能力があります。この能力に対し、長年悩んできたというのが私の経験。
2016年になりますが、日本全身咬合学会、日本線維筋痛症学会にこの舌の空間把握という視点で発表をさせて頂きました。
線維筋痛症Fibromylgiaに対する現症変化の報告になります。詳細は割愛しますが、動画にて変化の様を観察できるかと思います。反射テストという位置づけになります。
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