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体勢刺激感覚 

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体勢刺激感覚 

体勢刺激感覚 

2024/08/23

ここまで読まれてきた方々がおられるとして、何故、こうもフワ~っとした話を書き続けているのだとサブリナは考えます。端的に表現するに難しい事項ほど、お伝えしたい何かに対し色々な角度で、様々な表現を駆使しながら試みる方が適切なのかもしれません。この頃、そんな事を考えたりもします。

 

そういえば、噛み合わせの治療法は未だ絶対的なものはない。これが、多くの歯科医師の共通認識(らしい)という話を紹介しました。

院長の毒を聞く以外ないだろうと、私は質問をします。

 

院長は、う~む。何とも言えない小さな唸り声を絞る様に、目をつぶり眉を顰(ひそ)めます。顔は天井に向け、腕組をしながら、難しいわよね。そんな事を呟いた様に私には感じました。

 

1)体性刺激感覚

「姿勢って、あるじゃないか。これって、体性感覚によって維持される事になっている。」

唐突に、院長は口を開きます。

 

唐突な反応に私は驚きます。

「姿勢ですか?」

「そう姿勢。例えば、足の裏で大地を踏みしめるじゃないか。これなどは姿勢を維持する情報として大事な作業になるよね。歩く際、二足歩行を行う上で、足の裏から来る刺激は体性刺激感覚に属す事となる。」

今日は、何時ものチャライ感覚で答える院長でない。

 

「うち(当院)で姿勢を意識していると、お前さんが思う治療って何があると思う。」院長は私に問いかける。

「全部のような気もしますし、どうなんでしょう。」

ようやく彼の中で話が纏まったのか、天井に向けていた顔を私に向け、彼の眼差しが私に刺さる。眼光に鋭さが戻っている気もする。

 

このブログは、なるべく物語調にしない様、勝手ながらに決めている。背景の紹介が出来た所で(私には、とてもではないですがソース抜きには纏めることなどできません)

私なりに要点を纏めたく思います

 

○体性刺激感覚という視点で、咬合がその一助になっている可能性があると考える

集団がいる。

○しかし、体性刺激感覚という視点を持たずに咬合(咬み合わせ)が、姿勢に影響をもたらすと、感覚的に捉える集団がいる。

○院長の感覚だと、2つのグループに分けたとして、その多くは体性刺激感覚という視点で捉える事なく、経験的感覚で姿勢に影響を渡すと捉えている。

○この2つのグループは実際の所、相当に少ない。

○これらに該当しない多くは、それも見えずに噛み合わせと身体の関係を訴えている可能性もある。

○最も、厄介な事はこの地点にも到達できず関係ないと(申し訳ないが恥ずかしいと思う)学んだ生理学を置き去りにしている大多数がいる。

 

 

2)体性刺激感覚を渡すには?

院長の話を聞いていて、私には、ひたすら???というマークがよぎる。なぜ、こんなに混乱が起きるのだろう。

 

院長曰く、疼痛に対する整理がついていない、ここに鍵があると思う。

益々、混乱する私でした。

 

ポジショナーの写真を選んでいる最中、院長がこんな言葉をかけてきました。

 

これらスプリントは、噛むことで体性刺激感覚に繋がると言えば良いかな。

噛む事で、姿勢起立筋に影響を渡すと言えばといかな…

 

???でしたが、途中より!成程と納得します。

 

咀嚼筋、嚥下筋群は姿勢起立筋群の中に含まれます。だから、体性刺激感覚という言葉を用いる事が出来る。

 

そして、又疑問がよぎります。では、この与える刺激が適切か否かで変わるのでは?

疑問に思い、院長に尋ねると、「おっ、早いね、気が付きましたか」

 

今回は、ここ迄とします。

サブリナの報告でした。

 

 

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