3 一次予防 其の一
2024/10/30
1)一次予防のさわりから
一次予防を分かりやすくお伝えするとして。その方法は、どんな表現を用いれば良いのだろうと、衛生士の顔に戻った私は思います。
何分、ときめきだつと院長には、「落ち着け。何を言いたいのか、分からない。」そう言われる性分故に、気を付けて始めたく思います。宜しくお願いします。
これは、公衆衛生、口腔衛生学を起点にお伝えすると良いのかなって思います。
口の場合、如何に綺麗に拘るか。一言で言えばこれに尽きると思うのです。
この場合、上手にプラークコントロールを行うか。
これは、セルフコントロールという方法になります。
従い、熱心な歯科医院では、ブラッシング指導を患者であるご自身に渡すかもしれません。
資本主義の面白いというか、凄いと思うのは、その指導を受けなくとも機械(電動歯ブラシ)で、それなりに綺麗さを保てる方法を編み出す事にあるかもしれません。
この電動歯ブラシの、国内の歴史の…そう、浮き沈みの話も、個人としては紹介に値すると思うのですが、今回は省きたく思います。
2)一次予防のプロフェッショナルな話
一次予防に於いて、如何に綺麗にするか。これは、口腔の性格上致し方ない側面があります。
ストレートにお伝えする為に、歯ブラシは一日1回はしっかりと磨くと良いとされています。(1回だけ磨けという意味ではありません)
その際は、20分ぐらい時間をかけて磨くと良いといわれています。(そのようにすべきと言いたい訳ではありません)
詳細は、歯科医や衛生士に専門家の見地として確認されるべきでしょう。
ですが、プラークは歯ブラシだけでは60%が落ちる限度と言われ、上手な方でも80%程度までが取り除ける。即ち、取り残しもあるという事になります。その取り残しに対し、補助器具。歯間ブラシとか、デンタルフロスを用いて対応する。そのように考えられています。
それでも、取り残しが生まれます。
これに対し、プロフェッショナルクリーニングが求められます。
専門家、専門機関で定期的に汚れを落とす。
口腔内の洗浄行為と成る訳です。
ここが、他の身体の器官との予防における特徴ある捉え方の差かもしれません。
具体的な話は、次回の章に譲りたく思います。
3)一次予防の防衛的な話
さて、一次予防では、○○に掛かりにくくさせる。かからないようさせる。
この視点が大事になります。
そこで、考えられている方法・手法が、ワクチンに成る訳です。
それを歯牙に当て嵌めると…
バイオフィルム(広義にプラーク)が付かない様させる環境を作る事。
付きにくいよう強化する事。
これを持って、ワクチンの如くの効果・働きを期待します。
この1)2)3)を持って、歯科予防と表現で総括します。
只、予防概念で捉えると、一次予防という括りの範疇に成る訳です。
ダニエラ・スターシャがお届けしました。
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