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資格と死角の僅かな差 プロパガンダに嵌る死角について

資格と死角の僅かな差 プロパガンダに嵌る死角について

2013/12/13

■2013/12/12 資格と死角の僅かな差 プロパガンダに嵌る死角について
歯科治療で始めに起きる現象を咬合と言う世界を主に分析してみると、こんな事を想像してみました。
歯を削るという作業においてを限定条件とします。いわば、前回の整理から始めたく思います。

目的が何であれ、咬合小面が壊し、平面が壊れ、集合体としての咬合平面が崩れる(壊れる)という流れが存在する可能性がある。そして、顎位が崩れ(壊れ)ていく。こんな事を思うのです。

で、壊れていくメカニズムがこの一経路しかないかが鍵なのでしょう。あたしの立ち位置は、もう少し、口の中のパーツが絡むという考えを持っています。何故ならば、あたしら、動物としての人間は、反射と言う防御する機構を持っております。こいつが、言い方を変えれば、身体に波及させる要素になりえると考えています。求心性反射とか、遠心性反射という言葉があるぐらいなので。難しいですね。

脱線しました。この話は、今回はここまで。本題を始めたく思います。

例えば、臨床の現場で参考にしている着目している観察する項目の一つに呼吸の呼気の動作においています。慢性疼痛をお持ちの方の場合、どうも呼吸の際、吐き切らない様だという事を、知ります。これは、息がしづらい理由は、何があるだろう。そんな事に興味を持った事にあったのでしょうか?

あるいは、空気が入らないという意味は、何だろうと思った際、実は、空気が肺に残っているのではないか、そんな事を考えた事にその動機があります。そんな事を着目しつつも、どう把握すれば良いのか、アホなあたしには思いつきません。そんなものです。

で、お医者先生の登場です。身体に筋緊張がある場合、呼吸は一つのメルクマールになる。成るほど…
自らも御経験されているから、実感でも分かるのだろうし、相当に大きなポイントとしてこの呼吸の観察は大事な物だと考えています。こいつが、すっきりした時、ファイナルの補綴に進める上で大きな足場になるとあたしは、理解しています。

で、どんな患者と現症だったかを、簡単に記載しておきます。
44抜歯+受け口の改善の為、骨切り術既往歴として持つ。
(第1小臼歯):計4本
臼歯部 排膿 
下前歯 動揺等
噛める意味が分からない等

身体においては、肩が回らない。頸が回らない。とか。

で、顎位矯正を行い、歯列の位置関係を整え、臼歯部の位置関係の補正。こんな事を行います。

治療なんて、多分、表現にすると、こんな風に単純化されますし、単純化されて良いのだと思うのです。

でも、多分、患者より学んだ物は別の事でした。
時系列で考える訳です。20年以上の歴史です。そこだけは予め了解ください。

44抜歯→骨切りをして、受け口を治す。→→→下前歯の動揺→臼歯66排膿

手術より、術後の後遺症等の問題は無いと考えます。(変な表現ですが)
まかり間違えば生涯を身体障害者で過ごす可能性がある物が、手術と思うのです。だから、外科医の力はとても大事な鍵なのだと思います。人生を赤の他人である一医師に託し、受け口を治された。それから、時が経ち、それから20年以上。受診に至る。

顎運動を見ると、偏位をする。
舌も、どうにも上手く良い所にいると思われない。ま、基準は単純ですがね、舌スポットにおけるか否か、そんな所でしょうか?
置けなかった。
実は、もう少し大事な鍵もあるのですが、こいつは、またの機会に。

で、歯の位置関係を変えなければ、この排膿は止まらないと考えます。原因の分析根拠は、あたしの資格に属すのだろうと考えます。外傷性咬合を起因として起きているのかなと判断します。この外傷性の直接は、顎運動の偏位性にあると考える訳です。
歯の位置が、顎運動をする際に、良い具合に外傷が与えられる位置にあると表現を変えれば良いのでしょうか?

例えば、お巡りさんの場合、拳銃を持つという事を許されている職種です。倫理性、道徳性を除外して見ると、人を撃つ事を認められている職種なのだと、“ふと”思います。“撃つ”は、人を殺傷させる事を意味します。

それと同じように、あたしの属すこの職種は、口における医療行為が認められている。
とても、重い事実だと覚えます。

だから、どうしてそれが起きるのか、考える事を要求されるみたいなのです。
性格のせいか、ぼかして表現していますが、自らに義務付けしなければならないと思っています。

“噛み合わせで***”というキャッチコピーを否定する立場を取っていません。只、プロパガンダであるなら、如何なものだという立場を選んでいます。プロパガンダで成立する職種には、自らの仕事を貶めたくないという立場を選んでいます。

で、歯の位置関係となると、形態として、現状で行けるのか?あるいは、形態を変えるべきか考える必要性が出てくる訳です。
で、その選別基準は、と、話が進む訳です。

で、そこで考えるのが、こんな図になります。

咬合小面の問題→平面の問題→集合体としての咬合平面の問題→顎位の問題

さて、あたしが考える咬合小面に属す物に、歯の山(咬頭)と谷(裂溝)があるのかなって思うのです。で、更に言えば、平滑面等の歯の歯肉から立ち上がっている歯の平面も含めて考えるようにしています。で、目的を持って歯の萌えている角度にも、引きこもりのように考察せざるを得ないようです。

慢性疼痛の方々から、覚えた必須の課題の一つでした。

今回はここまで。

(口腔の)人生を赤の他人である一歯科医師に託す。この意味は、とても重いのだろうなって、逃げたくなります。
身体の一部であるという自覚だけが、逃げ出したくなる衝動を支える事実と、弱いあたしは思うようにしています。

おしまい。

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