■2014/01/08 2014年 1回目 御挨拶
年が明けました。2014年、どんな年になるでしょうか?
みんな幸せになれば良いなって、思っています。でも、生きるって、とても尊いけど、大変です。健康第一で、それぞれの方が“らしく”生きていけると素敵だと信じています。
唯、気合いを入れた文章は、相変わらず難しそうです。ですので、まったりと気が向いたままに、結論等用意しないまま、ドキドキしながら進んでいこうと思っています。
さて、今回は咬合のお話でも。
定義上では、上下顎の歯牙の相対的位置関係などと表現するようです。
ま、相対的と言う表現がある限り、勿論ながら“必要条件”とか “十分条件”などという考え方もあってもよさそうですが、あたしの知る限りこのような考え方は今の所、出されていないようです。こういった事を望むのは、あたしの勝手ですが、実際には相当に難しいのでしょう。
日々進む研究の成果を楽しみに待つ事が、臨床医には要求されるのかもしれません。どんなにじれったく感じたとしても…
であるからこそ、研究される方々には、是非とも頑張って頂きたく思うのです。
新年のご挨拶で始まる事が認められる唯一の瞬間ですから、応援賛歌を。どうぞ、心広く受け止めて頂ければ。
さて、骨格と筋の付着と言う表現が正しいのか、あたし的には筋の活動性と言う方が個人としての理解が深まるのですが、ブレーキングフェイシャル、メジオフェイシャルなどと言う表現があります。
で、頭が痛い表現が、上顎メジオ(以下上メジ)、下顎ブレーキング(以下下ブレ)とか、上メジ・下メジとか、そんな表現で表したりするようですが…
書いている本人も、なんと暗号の如くな表現を書いているのだろうと思っています。仮に読まれている方がいらっしゃったら、頓珍漢な表現だなって思われる事だと思います。
ですが、咬合における崩壊性の根拠の考え方に応用される場合が、一時あった物ですから厄介と言う物です。
あたしら臨床医サイドにとっては、崩壊した咬合環境を相手にする物ですから、あたしのような小心者にはどんな考え方でも知りたくなってしまうという物です。流行りすたれのせいか、今はお蔵入りされてしまった考えの集合体になってしまっているようですが…
咬合を科学するって、実は結構複雑だったり難しい物だったりすると、ご理解頂ければ、って思うのです。この考え方などと言うのは、骨格と歯牙の関係をレントゲン上で、例えば崩壊性を導こうとする上、とても革新的な考えになったりもする訳です。未来予想図を導けるのではって、これも発想的には面白いと、とても興味深い考えと個人的には捉えています。
ちょっとだけ、単純化して表現を入れてみたく思うのです。
例えば、下ブレーキングでは、下顎の奥歯の崩壊が進むとかね…
更に言えば、下の奥歯が低くなりがちです。だから、下の奥歯の高さを考えなければなりません。とかね。ですが、ここに上メジとか、上ブレで現象の捉え方が変わる感じになるから、考えとしての流行が廃れていってしまった理由なのかもしれません。そんな感覚であたしは捉えています。
で、更に難しくしたのが、レントゲンと、顔貌所見から判断出来るのかも?などと、所見重視で捉えようとした様相もその一因なのかもしれません。
でも、もし、筋の活動性という解釈を加えたらどうなるのだろうというのが、ずーっと、長年描いて来た、あたしワールド。
例えば、下ブレであれば、顎を引くという動作なのでしょうか?顎を下げるという動作と言えば良いのでしょうか?結構、これら動作が不得手という見方も出来るようです。奥歯が低くなるから、当然の如く、奥歯への負荷が増えていく、で、その崩壊が激しくなる可能性がある。
ま、そんな捉え方もあるという事で。そんな世界も気が向いた際に、表現が出来れば、って思っています。
そんな感じで、本年もよろしくお願いします。
“噛み合わせが結構、素敵になると身体に起こる変化は凄いのです。”と、患者に言われた際に、科学に中々、成りえない理由の言い訳としてあたしが無意識に使った小話でした。
『身体と噛み合わせは関係ありません。』
何故か。
『関係あるという側が、証明できていない』からです。
では、「関係ないという側が、関係ないを科学的に証明しているか」となると、どうやら、ここは触れない枠が存在するようです。
難しいです。あたしは、そういうものだと思っています。
じゃあ、どうしましょう。
そう言う時は、どちらもありが自然な気もしますが、二者択一でないと調子が悪いのでしょうか。
さて、これを読まれた方は、二者択一派?
関係ある派?無い派?
それとも、おおらかに時が解決するのを待とうとする派?
おしまい。