■2014/04/17 やっぱ、計測要るのか、再確認した感じ
顎位という歯科医?歯医者さんが扱う構造体には、一つの現在位置をさし示す言葉がある。ま、今回は曖昧な表現と言う事で。定義は気が向いた際に。
少し思い出話。
確か、29歳頃。噛み合わせがおかしいと言う患者がいた。開業前の勤務医時代の話。
で、ドーソンテクニックが使えそうだったので、試しにチこコット咬合調整。ドーソン教授の考え方に従って、調整。ビンゴ!嵌った。正に狙い通り。
その時だけはね。
で、その日、その瞬間は患者も歯医者さんもハッピー。で、それ以降は?
人には、秘密の箱にしまいたい事もある物です。
だから…
実は、その先は良く知らないのです。正確に言うと、勤務医ですから、院長先生より御縁なきお暇を命ぜられ、退職と言う運びとなります。
そんな経緯もあり、その後を知らないのです。
でも、あの強烈な体験が、咬合って何だろうとか、顎位って何だろうと、考えるきっかけになったのは事実です。
院長からお暇を命ぜられなかったら・・・
どうなっただろうと考える時もありますが、ま、そのイメージは内緒と言う事で。
難しい所に誘導したのかも・・・
って、無恥さ加減を知った私は思うのです。
頭位と言う言葉があります。
歯医者さん側に立てば、口の中から見える上顎歯列の位置への影響を与える物という言葉になるのでしょうかね?
で、頭の位置を決めるのは、頸を一つの単位に姿勢と言う単位になっていくのでしょうね。
顎位と言う世界を知りたくて、丸山教授のコースを一時は受講していた事も思い出されます。
日本咬合学会の、大事な人です。
今は、縁遠く、自らの目を信じて臨床現場に立っています。頭位に支配される上顎と下顎位とには相互関係があるはずという立場と、下顎位が水平軸に対し、正中に来れば、頭位始め全てが整うという価値観があるようです。
実際どちらなのか、それは、歴史の評価を待つしかないのでしょうが…
唯、顎位という捉え方の大部分は、基礎的知識の箱に治まっていると思うあたしの場合、日本咬合学会と概念上の考えとはそう大差はないと思っています。
テクニックと言う意味では知りません。
例えば、水平性の問題をあげて見ます。上の左右の歯の高さ関係が、正中性に基ずいて考えた場合、決定的な
左右差がある場合、無理な力がかかる事があるのではと思う時があります。(個人の価値観の世界ですから、押し付け出ない事に徹したいと思います。ご理解頂ければ)
その左右差が無くなるよう、構造体の現象を治められる時と、治められない時とでは、実は顎にかかる問題は変わるのではないかと思う時もあります。
左右差がある時、水平性の問題を顎位は抱えるのではないかと想像するのです。
前後的左右差よりも、水平的左右差では、どうやら後者の方が現症は重い様に、経験則では思う時もあります。で、計測を試みるようになるのです。
まあ、いやらしい感じです。
頸の長さ?変わっていない?
下顎枝の角度、変わっていない?
と、変化する、変化する。
え、こんなに瞬間的に変わるのと、怖さすら感じます。
歯を入れて急におかしくなったと、悲しい言葉を聞く事もあります。
どうしてだろう?
そんな事を、考える時もありました。
計測をしていくと、きっと、姿勢反射と顎反射の不調和が、許容範囲を超して起きたのだろうなって想像するのです。
今日の体験は…(別に実験をしている訳ではありません)
左右差と言う視点では、話を変えますが、例えば矯正学ではベッグ法と言うレントゲン分析から始まる手技の手法があります。矯正のトラブルは、この計測点を別のアイディアで、視点を変える事が大事なのではと考えられた先生がおられます。
実際の現場の評価は、実際にベッグ方を採用されている先生の評価を聞かれると良いと思います。
なら、生きている生体に直接測ったら、どうなるのだろう?左右差も見えてこないだろうか?何かを考える、見える物がないだろうか…
先に結論を書きますが、左右差の根本原因は?これを悩む訳です。
右上がやはり低いと患者が自覚を訴える。そうなる事を期待していた訳ではありませんが、計測通り。咬合調整をして見たら、頸の張りが取れて、右で痛くなく噛めます。ウ~ム。
だよな。
骨だよな。
でも、計測レベルを上げないと行けないよな。
ハア~。
歯を治してから、調子が悪い。模型計測で頸は下向きの方が重心取れるみたい。嘘つきなんです。姿勢の維持には、下向きが良いらしい。で、正面を向くとふらつく。こんな所が理由じゃん。
計測か…
で、最後。
詳しい事は割愛しますが、相補下顎位と言う考え方があります。これで取れる事が理想で、実際は無理だよ~ていう顎位の捉え方があります。
昔はこれに拘って考えた時期もあったのですが…今回は、計測結果を信じて、左右差を消す事を選ぶ。現症が消えた。嘘!
計測か…
ハア~
どうやって骨と仲良くなろう。
コツコツとやっていけば、骨おりぞんにはならないのだろうか?
ま、そんな感じでおしまい。