さてさて、先の話でした。顎顔面領域は、歯科医の特に、口腔内は歯科医の責任範疇です。仮に、小耳に医師が挟んだ事があったとしても、認識と言う意味ではそこまで、重きを置かない事と思います。
フィステルに対して、当院でも、一時は大きな問題でした。今は、あまり…
何故、出来るのか?
滅菌、設備、根充精度上げる事だけを考えた時期もあります。自費で根の治療をしたが、腫れるという主訴で来院した患者もいます。あり得ないはずです。多分…
また、悩みます。
適当な根の治療でも腫れない人もいます。
どう見ても、しっかりとした根の治療でも、腫れる人もいます。
経験での検証を行います。
①上物を外してみたら(審美的に保険から、白くしたいという主訴より)土台がいきなり取れて、根が割れている時がありました。
なるほど、教科書の言う事は本当だ。歯が割れている場合、腫れる。
ただ、実は、この患者、紹介で来たのですが、腫れている問題をなんとかして欲しい。
咬合を落ち着かせた際、腫れは無くなり、レントゲンでも透過像すら消えていました。
審美と言う事で、外してみたら、ガッ・ビーン!割れていました。
もし、審美を拘らなければ、どうなったのでしょうね。
咬合調整をしてから、2年間、腫れませんでした。実は…
歯周病もありませんでした。そして、良く噛めていたそうです…
CTがあれば、見抜けたのかな?
未だに悩みます。
ま、お金も置く場所もないので、想像するだけですが…
割れていたので、保存不能で、インプラントを選択するしかありませんでした。
②根の根充不全でした。しかし、その該当歯だけが、咬合様式上、強く当たる。これだけは、良く分かりました。
運がいいのか、アホなのか、分かりませんが。たまたま手前が虫歯だったので、先にそちらを治しました。
急性症状が、腫れている方よりも、虫歯にあったので。
良く噛めるようになったら、消えました…
骨の病巣も消えていました…
あたしの母親です。
その後、5年間、何もしないで観察をしました。
歯が折れました。
根充も不全、土台は適当…歯が持たなくなっただけです。言うなれば、勤続疲労と、治療不備。ま、自費医(悪く言うつもりもありません)で、受け、信頼されていた事、何も触らないでくれというセリフで、ま、観察もありかな?それでも、その状態で、10年持ちました。
その後、根充をやり直し、補綴をし直し、8年がたっています。
一応、観察をしました。
確かに、咬合が安定したら、腫れません…
まだまだ、そんな現象とは、出あいます。
あり得ないと思える現象が…
その内、考えます。根の治療の教室で少しは、学んでいました。歯茎の腫れは、全てが、根の治療に依存する訳ではない、そんな言葉が思い出されます。
どうなのでしょうね?