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顎関節なお話/ソクラテスな歩き方

顎関節なお話/ソクラテスな歩き方

2014/12/02

ソクラテスさんが、何気に歩いていました。珍しく何も考えず、散歩を楽しんでいました。すると、天井の方から声が聞こえてきます。
君は、どれが正しいと思うか?
顔を見上げると、スフィンクスが、悠然とその四肢を大地に置きながら、ゆっくりと静かな声で聞いて来ます。

一瞬驚きますが、何気に目の前には、一枚の標識がある事に気が付きます。

顎関節症をどう訳すか?

それだけが書いてあります。

どう訳すか?また、変わった事を聞く物だ、ふとソクラテスさんは思います。
何を持って、そう聞くのだ?
この答え方如何で、貴様をこの口で喰らってやろう!答え方如何で、貴様はこのまま歩く事が許されるだろう!

始めて、ソクラテスさんは、事の事態を理解します。
この答え方如何で、自分の思考する自由が奪われる。この答え方如何で、考える自由を奪われる。いや、考える事すらできなくなる。だって、スフィンクスの胃袋に、彼は飲みこまれる運命が待っているだけですから…

少し考えて、少し迷って、言葉を出します。

この答えには3つある。
一つは顎関節症。Temporomandibular joint
一つはいわゆる顎関節症。Temporomandibular disorders
一つは、歯科が意識していない顎関節症
Temporomandibular pain and dysfunction syndrome

そのどれについて語ればいい?答えれば良い?

ふと、笑いがこぼれます。そして、続けます。
仮に、Temporomandibular joint=顎関節症としよう。
この場合、顎関節症学会のガイドラインを大事にすべきだろう。一つの方法にスプリントを入れる場合がある。2週間たって、改善が認められなければ、それは、違う。

それはどういう意味だ?
中等度のレベルの顎関節までは治るが、それ以外は、まだ、それ以上の見解はない。

意味はあるのか?
ソクラテスさんは、只、淡々と続けます。
ガイドラインで答えるしか無い。治る物が中程度以下であり、治る物が顎関節症と言う意味だ。

ならば、治るのか?
専門家が関わるべきで、専門家しかその意義を知らない。まずは、専門家に紹介しなさい。それが、ガイドラインだ。専門家でも無い、只、吟遊詩人の如く、歩く私に応えられる訳が無い。

その専門家は、治しているのか?
それは、考える歩みを選ぶ私に応えられる訳が無い。それは、専門家に聞かれるべきだろう。このガイドラインは治る治らない事が大事でなく、どういう物を専門家が扱っているか、どういう立ち位置で取り組んでいるか、そして、どういった過程でその道を選んだか、それを紹介しているに過ぎない。しかし、尊いものだ。宣言する勇気もなく、ただ、使いまわした言葉を無責任に語るよりは、余程尊い物ではないか?

スフィンクスは何かを言おうとします。しかし、落ち着いた声で、ソクラテスさんは、話を続けます。

この答えには3つある。3つの言葉のうち、一つのみに解答をしようとすれば、見方を変えれば矛盾が生じる。一つのみを答えれば、残りの二つについて矛盾を問われるだろう。
そもそも症状で、病名が付く限り、その症状を限定的な存在と捉え、その範疇を専門と捉えるか、その症状を大きく受け止め、その考察を深めた中、扱うかその立ち位置で答え方も変わろう。

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