さて、一応は、絵を見ていただければ(歯科関係の方々は、専門書を必ず、読まれてください。あくまでも、読み物的位置づけですので、その責任は、当方は負いかねることを、予め、申し上げます。何とぞ、よろしくお願い申し上げます。)、おそらくですが、話を先に進める事が出来ると思います。
適当に、読まれていただければと思います。
さて、問題は、ここから、色々と、言われていることごとの、整理です。どこが、本当で、あるいは、どれが、本当で、あるいは、どこまでが、本当で、などなど、とにかく自分なりに整理です。
こぼれ話
例えば、ダーウィンの特別変異説というものがあります。でもですね、ある程度知性がある動物の場合、親と明らかに違う子は、親は子の面倒を見ないという、自然界の法則があります。(これは、親が子の面倒を見ることが前提の動物を指します)ただし、僕は、彼の功績、実績を一切否定する立場では無いという事は、予め申し上げます。
ですので、言い方を変えれば、突然変異が仮にあっても、実際、その変異した子は、成長する事が出来ないという事実があります。ですので、突然変異の子は成長をする事が許されません。仮に、奇跡的に成長しても、つがいには恵まれませんから、子孫が生まれる事も、無理という捉え方が妥当のような気がします。
人間の場合、医学の発展のおかげで、道徳、宗教、経済の発展のおかげで、奇形種(決して、突然変異と言う言葉は使いません)も、生活する事がある程度は可能かもしれません。医学を主人公にした見方をすれば、如何に自然に近いように、整形を加えることもできるかもしれません。ですので、突然変異はあり得ないと私は思っています。SFの世界であれば、この考え方は好きです。
実際の所、生物学者に間で、この議論に関する、落とし所をどのようにされているかは知りませんが、歯科においても、私は、そのような事があるのではないかと、考えたのです。どうしても、納得が出来ない事象が積み重なったもので…
こういう時って、多分、考え方のどこかが当たっている、全くナンセンス、解釈を変えてみる等々、色々な試みをしながら、私達の先輩、先人達の研究成果の理解をふかめるべきだと思ったのです。
基礎的学問から、とにもかくにも、洗い出しをしなければならないと…
だから、整理してみたく思ったのです。
無論個人のHPでしかありませんから、それも、僕なりの解釈かもしれません。でも、何かをお持ち帰りくださいと、書いているのも、A先生には、こう言われた。逆にB先生にはこう言われた、そういう事に関して、もっと、すっきりとした何かを、持って、いい意見交流を主治医とされていただければと、思ったわけです。
知識は武器になるはずです。
私は、そのように考えました。
私の場合もA先生に質問して、B先生に質問して全く、別の事を言われたというのもざらです。
そんな疑問を、自分なりにまとめている側面が、このHPにもあるのかもしれません。
本題に少しずつ入って行きたいと思います。
まず、知っていただきたい項目にこんな事があります。
一見がっしりとして動かないように見える歯も、実は少し動くことが、できます。
揺らせばわずかにですが、前後左右に動きます。
食べ物を咬めば、10~20ミクロンくらい沈み込みます。
ここで考えるわけです。
くだらないことかもしれません、でも、当時の私には大きな事でした。
例えば、弱い力をかけ続ければ、その方向に動きます
この現象を利用したのが、矯正と言う治療になるのではないでしょうか?
では、他に歯が動く現象はないのかと、また考えます。
例えば、患者に言われる事があります。
昔は、歯並びが良かったのに、こんなに歯が動いてしまった。
その際の口の中の状況は、今回触れません。
この持つ意味は何があるのだろう?
(どこかの機会に触れてみたく思います)
唯、大学で学んだことで、言わせていただければ、咬合調整を誤ると、歯が動く事がある。
私ども、歯医者が咬み合わせの調整をする紙の厚みは基本的に30ミクロン(9ミクロン、17ミクロンという、咬合紙もあります。一応は、用意しています。私自身は。ただ、稀にしか使いませんが)です。
習った範囲のお話をさせていただくと、本来は、歯の周りの組織(歯根膜、歯槽骨など)、脳の感覚を感じる部分で吸収できるはずです。
つまり、歯科治療での調整ならば、噛み合わせにおいて、なんら問題無く適応力の範囲内で治療を推し進める事が出来ると言う事になります。
ここで、二つの解釈を入れてみます。
一つは、大学で習い、その後、自身が、一時納得した考え方になります。
今は、さらに色々な考えを付け加えています。今回は、触れません。
(大学で習った事、あるいは、もしかしたら、思いこみなり、口授されたもの)
乱暴な言い方かもしれません。
歯科治療(詰め物やかぶせ物)というものは、この人間の体が適応する範囲内に収めておけば問題はないはずです。
そして、どんな名人でも、寸分たがわずに再現するのは不可能です。それでも世の中の大半の人が何事もなく過ごせるのは、体(歯や脳)が詰め物やかぶせ物に適応してくれるからです。
だから、慣れてくださいと言ってよいのです。
何故なら、もとの状態にできる限り近づけようと、歯科医は、日々、努力しているから言えるのです。
また、良い咬み合わせを作るのなら、「点」「ポイント」のみで当たるのでは無く「ゾーン」気味にあてる限り、問題は起こりにくいは。それは、力が全体に拡がるから、分散するから…
な事を、習ったか、勝手に思い込んでいたか、世界観があります。
では、何故、歯が動いてしまうのでしょうか?
先に書いたように、昔は…は、成立しません。
ここの考え方に、足りない条件と言いますか、別の角度からの次元を付け加え、考えないと、説明がつかないという事が起きる気がするのです。
もっと、目先の現象を思い出します。
そうであるのならば、患者が目の前で、カチカチする。(決して、いい意味では無いです)
歯が硬い気がする。(高いではありません)
急に歯肉が下がってきた。(ブラッシングは今までと変わらないと言っていたのに…)
歯が痛いのです。(俗に言う、非定型性歯痛)
そして、専門用語を調べます。(意味は、カっとします。またの機会にと言う事で)
ICP
ワイドセントリック
ロングセントリック
パワーセントリック
Etc.
はっきりと言って、分かりません。どう考えれば、いいのだろう?当時の思い出です。
考えます。
もしかしたら、観念論に自分自身が、縛られてはいないだろうか?
これさえ、揃えば勝手にうまくいくと。
もっと、真摯に考えるべきでは無いのか?
観念論は、言い方を変えれば、歯科医側の満足だけになっていないだろうか?
口の性質を、今一度考えるべきではないだろうか?
機能性(咀嚼、嚥下、発語)では、内なる臓器と言う言い方、外なる臓器と言う意味は?三半規管と密接につながっているという意味は?これを、拡大解釈をすれば、バランスに繋がっている。バランスが関係あるという事になるかもしれない。どういうこと?
構造性(歯、骨、関節、筋肉、他組織)
お・て・あ・げ という感覚が正しかったですかね?
分からなければ、原点に戻る。
ドン臭い発想の、ドン臭い原点探しです。
進化、ルーツも探してみました。(これは、本当に興味深い世界です。気が向いたら紹介してみたく思います)
相当に、割愛します。
脳は口が欲して出来たパーツなんですね。一言でいえば…
億年単位の話です。
(ごめんなさい。今回は、これ以上、紹介しません。ただでさえ、あっちこっちに話が飛ぶのに、どうも、ここに触れると、収拾が相当につかない気がします。いつか、触れてきたく思います。)
と言う事は、如何に敏感にも、鈍感にもなり得る余地があるということを示唆する事になるわけです。ここも、いつか気が向いた時に紹介をします。
ただ、一言。
今となっては、身体の命令系の全てを担う大事なパーツになった脳を主人公にしてみれば、時に過敏に、違う事を要求してみる、(おかしいよ、いやだよ)
別の神経系の回路を使って別の反応を用いて逃げようとしてみたり、逆に、一切感じず、その感覚を捨てて、分子学的レベルで解決を図ろうとしてみたり、力学的特性を借りて、歯が動く事で解決を理解する事も、あり得るのかなって、整理して思うようになって来ているわけです。
この話は、気が向いた時に、一生懸命、広げてみようと思っています。
身体全体を、本当に歯科は見るべきという事が伝えられるかもしれません。
逆に、歯の医者は歯と、歯周組織と、欠損部を見れば良いという事になるのかもしれません。
でも、一口に噛み合わせというものは、と、今の私が、述べるだけの勇気はないです。
強いて言えば、機能性にも、構造性にも、全身と調和している、そう、恒常的関係性が成立しているという表現の方がしっくりと来ます。
その条件に、先に書いたような言葉が、浮かび上がってくるのかなって思うのです。でも、やはり、必要、十分という具合に分けられるべきかとも思います。
一言で、自信を持って表現できる先生は、本当に素晴らしいと思いますし、本当であるのならば、是非教えを請いたいとすら思っています。
多分、噛み合わせって、色々な次元が、個々に構成される条件、絡み合って構成される条件という世界で存在している以上、理想を一言で述べる事は出来ても、あっさり、さっぱりとは、紹介できないような気が、今の私には、するのです。ご了解を。
読まれた方は、どう思われますか?