まずは、模型はいれずに関連図と診断との関わりを入れておきます。
関連図は、関連性を読み取るものであり、関連性といえどもその客観性は、分析者による主観性の排除は難しい側面があること。そして、その関連性は、分析者の能力に強く影響を受けがちなものという側面は、予めご理解ください。
- その主観性を排除していく為に、各種データーを揃えて、当然ながら治療を進めておりますが、ここでは、そういったものは一切割愛しています。その為、主観で書いているように感じるきらいもあるかもしれませんが、あくまでも、ホームページの性質上と、ご理解いただければと思っております。宜しくお願い申し上げます。
- 専門用語はなるべく省くように努力しますが、やむなく、使用している場合もあります。分かりやすく、説明を加える努力はしてまいりますが、そういった事にも限界があると言う事を、予めご理解いただければと思います。
- 文体がやはり臨床の話ですので、どうしても固くなる難点があります。この旨、ご理解の程、宜しくお願いします。
- これは、医院ごとで恐縮ですが、こういった内容についての問い合わせ等は、ご遠慮いただければと思います。教育機関でも、相談センターでもないので、ご期待に沿える能力は私どもにはありません。ご理解いただければと思います。宜しくお願いします。
- あくまでも、市井にある一つの治療機関でしかありません。
患者名 | N 男性 40代 | |
主訴 | 歯茎からの異常出血 | |
問診より | 精神安定剤、睡眠薬を利用。3年強。 会社休職歴あり。 もともと、体調の慢性的疲労感、倦怠感ある。微熱等継続経験あり。その為、何度か、休職経験あり。 そのうち歯茎からの異常出血に気づき、とりあえず来院。 (この表現を用いているのは、体も調子悪い。けど、原因は不明。ただ、歯茎から出血を見出して、これ以上悪化させたくなくて、ここだけでも治そうという動機の為) |
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付記 | 下第1大臼歯消失。 この歯を失い、残っている歯が動いてきたという自覚を持ってから、体調が急に悪くなってきたという事を、後から聞かされる。 |
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治療回数 | 4回(社会性を復帰させるに要した時間)、治癒期間1ヵ月半。 完治は矯正をしない限り難しいと判断して、その旨、患者に伝えてあります。まずは、社会活動に復帰していただく上で要した時間です。 |
この回数を見ると、おかしいと思うかもしれません。もしかしたら、実は、楽なケースだったのではと思われるかもしれません。
その判断は、読者にお任せします。
サボり病だったのではと、お考えになられても、それも自由ですので、お任せします。
でも、一個だけ、その患者と、私どもが知っている事実があります。
体が動かなかった人が、動くようになったのが事実です。
社会から離脱しかかりながら、何とか、そうならないよう、あがいたり、もがいたり、そんな必要もなくなりました。
元気になった事実。
その人の将来という時間が、過去と今と未来に、とりあえずは、また、紡げる様になったのも事実です。
ただ、それだけでした。
渡したのは、回復力の再現です。
構造の問題は大きく残っておりますが、それに耐えうるよう、ある程度の期間は、何とかなるのかなって勝手ながらに思っております。その先は、分かりません。
暫くお会いしないのか、あるいは、ズーッお会いできないのかは、分かりません。
今は社会復帰に全力をかけていただきたいので。
お会いする機会があるとすれば、向こうからの連絡待ちです。
それが、医療機関と思っております。
もう一つ、東京から離れ、飛行機でないと、お会いできない所にチャレンジされに、旅立たれた側面もありますので、ま、そのうちお会いできるのかなってので、そんな思いでおります。
さて、問題は、何をしたのか。だと思います。
手順は次のページで。