別に反証というわけでは、無いのですが、今度は、噛み合わせを治す際、歯を削ると調子良くなるという考え方に、疑問符という意味で、模型の写真を入れてみましょう。
くどいですが、歯を削ることを、私は、否定しているわけではありません。これは、歯科医である限り、診断のもとであるのならば、犯されることのない立派な権利と私は、知っておりますので、ですので、歯を削る行為自身は、全く否定するものではないです。
ただ、歯を削ると、体の調子が良くなるという考えの表記は、正直、大いなる疑問を持っているだけです。もっと、科学にトライをして、欲しいと思うのです。軽いタッチで削ると、どうしてそういった事が起こるのか?気がどうとか…経絡がどうではなく、やはり、西洋医学に根を下ろした表現で(この免許が西洋医学に基づき、授与されている以上)もっと、大事に表現をしていただきたいと思うのですが…そんな事を、思う私が不自然なのでしょうか?
私は、一個一個、ゆっくりと書いていきたいと思っている分、相当にゆっくりと書いております。ですので、それは、また、気が向いたら…
今回、公開(患者の許可は得ております)させていただくのは、口をあけるとバキッと音がなる、典型的な顎関節症の症例です。
ここからは少し、挑戦的な表現を新たに入れてみたく思います。
カイロで、顎関節症は簡単に治せるという言葉を記しているサイトもみます。
本当かよ?すごいじゃないか?それが、私の偽りのない感想です。ところで、顎関節症の定義とか、病理学的考察はどのようにしたのだろうなって、思う事があります。
もし、口が開くようになったから、顎関節症が治せるというのならば、それは、素敵と思います。
歯医者で開かない症例を、開けるようにさせているから、顎関節症を治せるのだと謳うのならば、おめでたいなって、逆に思います。
そんな事を思う理由は、ここをクリックされてください。