臨床で一番厄介だと思うのは、歯の角度と言うのか…歯が吸収すべき力の受け止め方の演出と言うか…ま、そんな事を考えて臨床を生きる時もあります。歯一本単位で考えるとします。その時、歯は舌が無意識で触れることでその位置関係を把握しようとするかもしれません。ここで、最初のエラーと言うか、ノイズと言うのが問題として出る場合があるのかなって思うのです。で、厄介な事は、ここで舌がノイズ「このように表現しますが）を受け止めた場合、顎位をあるべき位置関係からそうでない位置関係に誘導する場合があるようです。この際、顎の角度も変わる時もあるのでしょう。この現象を誘発するのは、生理学用語では、舌の空間把握という言葉で、あっしは、その現象を説明できると思うのです。無論、適応性の範疇であるなら、問題は無いのでしょうが…

 

問題は、適応性の範疇を超して、適応障害という領域に変化した時なのでしょう。この時、病気のスタートゴングが本格的になったと言う事になるのでしょうか？

 

だから、歯並びを治せばと言う意味と、舌の空間把握がノイズが無いように歯牙の位置関係を成立させると言う意味では、多分、違うのだろうなって思うのです。アッシは、そう言う立場を取っています。

 

コンサイエンスがない置き去りにされた生理学用語の事実は、もしかしたら、とても大きな問題なのかもしれません。

そんな事を思います。

 

おしまい