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歯科と医科の盲点7 そのとき?

歯科と医科の盲点7 そのとき?

2017/06/01

私:先ほども申し上げたように、目先に必ず問題がある。いえ、言い方を変えれば足元にあると言い直しても良いかもしれません。もっと言えば、あまりに身近な所にありすぎるから、いくら探しても原因の本丸に近づけないと考えたのです。この観点に立つとき、あまりに歯科も医科も遠くに行って問題の把握が出来なくなっていると思えてなりません。器質障害性の疾患だと分かって、その器質障害部位が無い。科学の進んだ医科の立場になれば検査していない口に可能性があると考える方が自然ですし、歯科の立場になればそもそも、身体と口が、身体と歯が関係ないという無意識な思い込みに対し、何かを気が付けと行動を求めること自体が難しいと捉える方が自然だと思うのです。私は、直観的に開業医でも気が付けるのではないだろうか、疑問を子供の心で捉え続けた結果行き着いたという程度です。むろん、これは一人の力ではありません。そんな賢くありませんから。
議員:そうなのですか?
私:そうです。開業医程度で気が付ける、“そんな程度”の問題が大きな要素を持っていた。だから厄介なのだと思います。あまりにきっかけが単純すぎるから、気が付く必要もない。でも、この単純さを足元において先を考えても前に繋がるはずもない。
議員:(呟くように)創薬…
私:あまりに単純で、開業医程度でも気が付ける反射。ただ、常識には無かった存在。だから、相手にされるわけがありません。その必要性も感じられない。当然だと思います。気が付け、常識を変えろと求める方がおかしい。変わり者になる以外無いと思います。
議員:…
私:その常識を変える以上に、この問題は制度にそもそも問題が孕んでいます。(そもそもの言葉の定義を出せと言っていた議員もいたよな。挙句には閣議で定義を提出、ふと滑稽さを感じ、この言葉を出した時妙におかしくなってしまいました。吹き出すな。笑ったらおしまいだぞ。そんな事を覚えています。)
問題は、三叉神経を両者(医科と歯科)が扱っている事実がある。そして尚且つお互いに無視し合う関係になっている。なら、両者を同じ土俵に上げてしまえばよい。両者を同じ土俵に上げれば、無視し合う事も出来ないはずです。どちらか一方で気が付いても意味が無いと思うのです。続けてよろしいですか?
議員:どうぞ。
私:難しい話を抜きに、患者10名。線維筋痛症学会のトップの☆先生(名前は了解を頂いていないので割愛します)がお認めになられる医師を1名。歯科医を1名ご用意いただきたいのです。
議員:10名?
私:半日~1日かからない程度でまとまる実験です。費用は材料費で2万円程度です。先生方の人件費は手弁当かもしれません。10名いれば、Χ二乗検定の最小単位になるはずです。論文にするための最小単位です。ご存じの通り線維筋痛症の評価は筋触診が主体と私は捉えています。つまり、うがった見方をすれば主観主体ですから☆先生がお認めになられる先生で無いと、後々調子悪いと思うのです。次に、私以外の歯科医というのは、後々私が何かをしたとうがった見方をされない為です。この2万は私が出しても構いません。
議員:ほう。
私:私のすることは、ここに蝋を貼ってくださいとお願いするだけです。彼か彼女か分かりませんが上手く貼れないときだけ私が手伝う。医師が恣意的と思われる行動を仮にされるなら私も触診をさせて頂き、そこで見解を統一したい。難しい話ではありません。その場で痛みの軽減あるいは、消失が確認できるだけで良いと思います。そこにおられる先生方が良心的な方であれば、目の当たりした変化から中心と正中という違いの関係を素直にお認めになられるはずです。医科と歯科が共同で行えば三叉神経の互いの盲点を気が付けるはずです。まずはそこから始めないといけないと思うのです。すぐに歯科医は見抜き方を覚えますよ。蝋の貼る場所の見抜き方など、実は簡単です。開業医程度の設備で考えられたのですから。こんな単純とあきれますよ。私がそうだったように。
議員:開業医ですか。では、先生その中心と正中が分かればすぐに誰でも治療が出来るという訳ですか。
私:いえ、そんな単純なものではありません。そうであればどれだけ嬉しいか。
仮に、厚生労働省の方が立ち会われれば何かを感じられると信じたいです。
議員:単純ではない?
私:議員。私は、気が付けばこんな状況になってしまいましたから命がけでこの疾患に対峙する羽目になりましたが、他人に私のような事を求めること自体無理ですし難しいと思います。私がその立場であれば、協力も率先してやろうとは思いませんし、やりません。大変ですもの。やりたくもない。絶対にやりません。人が動くには、名誉と金だと思っています。それ以外あるわけがない。そう割り切った方が(長期戦になるから)絶対にうまくいくと思うのです。私はそう思っています。
あくまでも個人の提案という事で了解いただきたいのですが、制度を作って盲点を作り出してしまった以上、国に責任を取って欲しいのです。誰が悪いという事ではない。この盲点が制度から生まれたとすれば、制度を管理する側が指揮を執る方が自然と思うのです。その上で、新しい技術が必ず生まれます。その特許を国が一つの資金に利用すればよいと思うのです。例えば(具体例は割愛します)のようにすれば、歯科医が必ず買います。国内のみならず先進国の歯科医は買わざるを得ない。これで、研究費の資金の足しになると思うのです。少なくともアナログの計測法は始めのうちは私のネタを使えば良いでしょう。それを足掛かりにされれば、関わった先生は名誉もお金も手に入れられるはずです。夢中に真剣にやっていただけるはずです。
議員:別の切り口ですね。
私:そうです。

次の章に続く

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