歯科と医科の盲点8 そのとき?
2017/06/01
私:少しの協力と今ある工業力で大規模な投資もいらないはずです。それで、解放に近づく。意義があると思うのです。
議員:分かりました。
その後、請願書の話に繋がります。この部分は割愛したく思います。これは、私が立ち入って良い世界ではないと思います。先にも書きました。個人のブログに纏めてあると思います。どうぞ、ご興味があられる方は検索されてください。(線維筋痛症、請願書で探索可能と思います)
只、その行動力は凄いなと舌を巻く以外ありませんでした。この疾患は壮絶です。治す側の壮絶さは私に所属する物ですが患者の心というべきか、それら体験はやはり知っていても目の前ではあまり聞きたくないものです。特に白衣を脱いで歯科の現場を向こうに置いている時は、心の備えがありません。
涙腺が一番弱い時間帯でもあります。白衣での心の武装がされていない時はたまりません。現場では心は無表情と思われる方がなんぼか良い。
具体的には書けませんが、響いた内容を少しだけ。
意見書を私も書かせて頂きました。患者、患者の家族も書かれていたのですね。
ある患者の家族の話です。身内が線維筋痛症になられます。その方はお身内がもしかしたら手が届かない方法を選ぼうとされました。それぐらい苦しいのでしょう。過去の話です。発症前、一緒に笑い喜んだ顔は昔に置きました。苦みの顔は残り、辛さは今も身体にこびりつきます。置いた顔がどんな表情だったかは家族の記憶に留めるのみ。置いた顔すらも過去になりました。ある患者の家族の意見書の概要の話でした。
議員:そんなに壮絶なのですか。
請願者:先生、死を選ぶ事がある病気なのです。一番、動機としては自殺者が多いと言われる病気なのです。
議員:先生。
私:いえる事は、患者は治る事が分かれば痛みを耐えられます。でも、治らないと分かればその先にあるのは、言いたくありませんが絶望かもしれません。(失望ならまだ、先があるのかもしれないけど。分からない)
議員:そうなんですね。ところで、この治療は難しいと言われましたが実際、1回の治療時間はどれくらいかかるのですか?
請願者:私の〇〇は4,5時間ぐらい平気でかけて頂いています。7,8時間の日もありました。
議員:そんなにかかるのですか?
私:いえ、まだ軽い方です。今でも週に1回は20時間かける日もあります。
議員:ええ。そんなに!?
私:だから、国に指揮を執って…
議員:それで経営は成り立つのですか?1日に診られる人数にも限りあるでしょうに。
私:難しいです。代診を雇っていますが…
正直、経営はいつも火の車です。寅さんの映画ではないですがタコ社長と自らを言い聞かせながらおります。この部分は、多分誰にも分からないよな…
どこかは心の声になります。
議員:分かりました。とにかく動きましょう。先生にも新居先生にも力添えを頂く事もあるかと思いますが、その時はどうぞよろしくお願いしたく思うのです。動きます。そして一番良い方法を考えてみたく思います。
(新居先生はアマゾンで自費出版をなされています。ご興味がある方は、購入されると良いかもしれません。線維筋痛症のメカニズムを自身の体験からまとめられています。また、線維筋痛症に関するHPもお持ちのようです。私自身、他人のHP等をあまり読まないのでこんな表現しか出来ません。ご興味がある方はそちらもご覧ください。)
(先に書いたお医者先生や、時々表現するお医者先生は彼の事がほとんどです)
一瞬、過った事。
待てよ。新居先生は当然として、今私も呼ぶことがあると言われなかったか?聞き間違いかも…ここは、あまり深く考えないようしよう。
大事な方には墓参りをすると良いと言われました。色々考えました。物理的な事情もあります。この前日、大國魂神社でお参りというよりは、挨拶をすることにしました。挨拶というのも変ですが、神頼みというよりはしっかりと見守って欲しいとか、悩んでいる様をしっかり確認して欲しいとかそんな感覚の事を祈願しました。
神頼みをして上手く事が運ばなければ、神様を恨みそうで。そんな罰当たりな事は出来ません。只、個人の出来る事は行った。そう思う事にしました。私より優秀な方であればもっと、素晴らしいプレゼンが出来るのだと思います。私の能力では、これぐらいがせいぜいでした。無い能力を後悔するよりも、出来る限り考え得るベストは尽くしたと思う事にしました。始めての経験ですし、人生の中でこんな貴重な経験は早々出来る物でもありません。だから検討の仕様が無いというのが実際です。
議員の言われた言葉。“分かりました。一番良い方法を考えたく思います。”この意味をいつか知りたく思うのです。知る時が来ることを信じたく思います。
これが便乗とはいえ、個人が出来る公への挑戦でした。本年も線維筋痛症学会、全身咬合学会に何かを訴えたく思います。
ただ、歯は身体の一部と捉えませんか?そして、歯科はどうあるべきか一緒に考えませんか?これだけを訴えたく思います。
おかげさまで計測法は順調に結果を出し始めています。この事実に気が付くまでの道のりは、埃まみれです。誇れれば嬉しいのでしょうが、埃まみれと思っています。臨床医が誇りを持ちたいなら、引退前か死ぬ直前に振り返れば良いと思っています。きっと、そんなものと思います。
少しでも計測法が認知されていけば良いのになって思いますが、今は身体の一部の歯という(私にとっては当たり前の)“常識に立ち返るきっかけの側に立てればな”って考えている次第です。それ以上は求めては行けないと考えています。
ま、こんな歯科医もいるという紹介でした。
いつもの挨拶でおしまいにしたく思います。
読んでいただいたとしたらありがとうございます。
ほんじゃあ、またHPで。
あるいは、診療室で。
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