学会に 3)
2019/11/21
1)新しい流れなのか、やはり回帰なのか?
痛みの事よりも噛めることに方向性を変えて、今後は噛むという事に焦点を置いても良いのではないか?これが、
学会の新しい流れになるようです。
アッシの立場は、噛むという事を焦点にすることは大賛成です。このライセンスの仕事の本命?本質?の
一つと心得ていますので。
だから、極力このクリニックでは、咬合に携る時は様子を見ようという言葉は避けるようしています。
何故か?慣れるのではなく咬合感覚を患者の求める地点に歩み寄るとでも表現をすれば良いでしょうか?
この歩み寄る為に必要な作業が、因子を知るという事とあっしは理解しています。
ま、静寂(しじま)にいる方が性に合うというのがアッシの立場。
静寂でいるしか方法論はない身としては、個人で出来る事をする以外ないだろうと
密かに思っています。密かにしか出来ないというのが、現実でもありますが。
では、派手に花火を上げてと考える事はあるかと問われれば、分不相応と受け付けないようしています。
身の程知らずが、花火などを考えれば茶番になるような気がします。
密かに身の丈で行動する事が、あっし程度にはちょうど良い。
そんな考え方をしています。
さて、先の話。
噛むことにおいて痛みが出ると、噛めなくなります。だから痛みはどうしても避けては通れない。
(この痛みに対しては、具体的な場所は示しません)
これが、学会の最後に思った事。
国語力がないせいか、すぐには言葉にならないのがアッシの性。(能力という方が正しい)
直感的に「痛みを取らないと、噛めないんだよな」と背一杯考えた中、絞り出した言葉。
痛みが取れたとしても、上手く噛めないと或いは無理な噛み方が常態化すると再発する。(場合がある)
こんな見解を持っています。これは、一臨床での経験から覚えたアッシの世界観ですので
学術や学識者の公式見解とは違う事をどうぞ承知おきください。(当然、否定する方もおられるでしょう。
そういうものです。)
学会では、高齢化の肉体の状況と(こんな表現にします)歯牙の関係、咬合の関係。
この読み取り方を、紹介?解説?しておりました。
そうか…と、納得しつつ違和感も覚えた次第でした。
2)答えは、臨床にあったような気がします。
俗にいう高齢者に所属する患者も当院にもいます。
なんだか、上手く噛めないというような相談が患者から来ます。
一次体性刺激という言葉があります。
別の視点では、姿勢筋収縮・随意収縮という用語から、姿勢を理学的に科学表現で説明する手法があります。
ま、難しい事は、頭がこなれていない今のアッシでは文章にするには覚束ないのが実際です。
で、この一次体性刺激と姿勢制御の関係を、整理してみると(治療をしてみると)、あら不思議?
うまく噛めるという評価を頂戴します。
また、別の患者です。
やはりうまく噛めない。と、相談が来ます。
別の見方ではextra forceなんていう現症が、歯科の咬合に重きをおく集団の課題になってもいます。
で、姿勢という視点から、咬合関係を整理(治療)してみるとうまく噛めると評価をいただく。
また、別の患者で同じように噛めないという相談が来ます。
既往歴から、extra forceに影響を受けやすいと知ります。そこで、この影響を受けにくくなるシュミレーションをすると
噛める感覚を覚えると評価をいただきます。
学会の”これから目指す事”と、アッシが勝手に違和感を覚えた事がようやく一つになります。
ここでは、臨床の話は滑稽ですが極力避けようと心掛けています。
好きに表現できる個人の世界の紹介が出来るスペースといえ、どうしても個人の価値観に於いては、そりが合わない。
*考えを少しだけ変えてスタッフに任せる形で、臨床の景色を書くようお願いする事にしましたが。
*開業医という側面があります。そうか、経営も考えないといけないと気が付きます。
*思うここの臨床を表現してほしい。そして、真面目に臨床に取り組んでいると紹介してほしいとスタッフにお願いします。
*やや、表現が暴走している側面も感じる時もありますが、表現の世界です。どうぞ、心広く受け止めて頂ければ。
*嘘がないなら、多少の暴走と感じる表現も愛嬌と受け止めています。
*しかし、ここまであっしを弄られるとは思いませんでした。きっと、嬉しいと思うべきなのでしょう。はい。
*ここまで曝け出されるとは思いもしませんでした。愚痴とか、ボヤキに該当します。
*よろしければ、覗かれてください。(リンクのまったりとした話で覗けます)
受け手のあなたに考えて頂いて、どう歯科医と付き合うべきか。そんな事を共有していただければ良いのかなって青臭い所を狙っています。
手前勝手な捉え方と受け止められるかもしれませんが、そんな表現をあっしは目指しています。(多分)
あなたが、(歯科)医療にとって良い患者になればきっと、(歯科)医療は向上すると信じます。
一方、あなたが(歯科)医業にとって良い患者になる時、(歯科)医療は衰退します。
(歯科)医療の向上は、患者の利益の享受が保証されるでしょう。
(歯科)医療の衰退は、患者利益は損失以外生まれない。
だから、良い患者とはどんな姿か、そんな事を考えて欲しいのでしょう。
資本主義です。美辞麗句のオンパレードの表現はプロフェッショナルが担当すれば、あたかもその先生が語ったように
作り出す事も出来ます。あっしは、それだけは避けたかった。ま、実際は醸し出されている表現は愚鈍の拘りになるかもしれません。
*自分の臨床の景色を紹介するのは、己に勘違いを渡しそうで極力避けたく思っているのです。矛盾していますよね。
開業時に、まさか咬合・かみ合わせという世界にこのクリニックが特化していくとは考えていませんでした。そんな方々
と出会い、あっしも悩む以外方策がなかった。そして、調べ続ける以外なかった。調べて考えて、レクイエムの如く
殴り書きをしているうちにHPで表現できるようになってしまった。そんな感じです。
このブログというのですか?ここは、相変わらず思ったことを表現しているのでしょう。
3)ところで何が答えと感じたのか?
うまく言えませんが、やはり身体という単位の中の口腔は関連性がある。
この関連性は、長生きの時代が来なければ矢面にさらされる必要はなかった。
変な表現です。
つい最近あった、臨床の話です。紹介するはこれが最後です。
矯正をしていくにつれ斜眼がひどくなる。この悩みを訴えられます。
指針をもう一度見直し(これをこの患者が耐え続けた際は、どうなったか。今考えても背中に寒い風が通り過ぎる。そんな感じです)
再度、検査を受けてもらいます。
結論を言えば、結果は落ち着きを取り戻します。(ホッ)
全身と関係がないという学派がある事も事実です。
あたかも表面上は、全身と関係があると言いながら対応が出来ない(みせかけ学派とあっしは陰で称しています)集団もいる様です。
全身と関係があるという学派も、(おそらく少数派ですが)おられます。
→今回も、学会に出席された先生は少なかった気がします。10年という時間で振り返ると、参加者は減っているよなと妙な感傷を覚えます。
*そんな中で、かみ合わせは身体に云々という文言を結構、目にするようになります。
*色々な同業サイトから目にする気もしています。実際は、知りえません。
→全身と咬合を少なくとも歯科という視点で捉えている学会は、顎咬合学会・全身咬合学会・日本咬合学会になると認識しています。
*大学ベースで構成されている学会は、アッシの認識では全身咬合学会になります。
*大学の研究レベルが、臨床が求めている内容なのかあるいは、周回遅れなのか、的外れか。これは、参加する先生方の判断になると
思います。
でも嬉しい言葉もかけられます。
頸や肩は実は楽になっているのです。
ありがたい言葉でした。臨床サイドを救うお言葉です。
繰り返しになります。
身体という単位の中の口腔は関連性がある。
この関連性は、長生きの時代が来なければ矢面にさらされる必要はなかった。
あっしらの仕事は、端的な表現を用いると物を構成する事を基本とする仕事です。別の形容表現もあるかもしれません。
使っていれば、物ですから当然のごとく壊れていく。この壊れるという表現、臨床サイドが使用すること事態は
もしかしたら問題表現かもしれません。恐縮します。
この時、何が起こるかまだまだ未知なものがある。こんな所でしょうか?
抽象的な表現ですがこんな所だと理解しています。
学会では、歯周靭帯が与える影響の反射反応の一部を紹介しました。
この対応は、クリニックレベルではとうに終えておりますが、一課題を発表するのが
ルールと承知している分、反射反応以外発表を行っていません。
いずれ準備が出来次第、発表に使用した一部を紹介したく(公開)思っております。
ま、個人の世界ですので、時間はかかると思います。
最後に。
学会では残存(入れ歯で噛めるならば、環境として残存と評価されます)状況が20本以上
であれば、高齢者の痴呆も寝たきりの確率も減る事。社会活動性が維持される事。こんな
事が報告されていました。即ち医療費の削減の可能性を意味する事になるようです。
即ち噛めるを主に学会の在り方の方向性の変更の動機は、どうやらこんな事が大きく関わっているようです。
*噛めるようになった患者の変化は、臨床でも驚くことが多いです。
*それもあり、様子を見ましょうとか、慣れますよという表現は極力避けて、あなたの感覚に
歩み寄るよう心掛けるようになったのでしょう。
世は70歳か75歳か分かりませんが、働く社会を目指そうとしている。
この世を引っ張るお国としては、この状況を作ろうとしている。
これが、アッシの理解した内容。
アッシの立場は、まだまだ分かっていない事があるにも関わらず、国としては前に進ませる以外ない。
過去、世界が医科から歯科を分離させる動機は、歯の痛みの性質(全身との関連性はここでは配慮されていない)
は、別に研究させる以外ないだろうという歴史の1ページがありました。実際、確かに飛躍的に解明が行われます。
その当時の景色を経験した訳ではありません。しかし、こんなニーズが早速求めらている以上やむを得ないのだろうな
と、理解をするよう努めています。
見方を変えれば、高齢化社会をご担当、あるいは専門家の方々は相当に深刻視されているのだと
予測するに至ります。同時に、その責務に真剣なのでしょう。
風景を変えれば、仕事を放棄して仕事をしている事に夢中な政治に司る方々もおられるようです。それがまかり通る。
銀座久〇衛ではなく、銀座久〇衛ぽい。高級寿司から高級料理でと、言葉遊びに終始して政治放棄をすることに夢中なようで。
腹立たしい事、この上ないと苦虫を噛み締めてもいますが。この人ら、おかしい。そして、それを褒め称える構成に終始する
情報の方も、何かが違う。
仕事をしろよ。と、怒鳴りつけたくなりますが、彼らにとって寿司か高級料理かと調査する事がお仕事と
信じられているようです。だから、どうしようもありません。市民団体に身を置かれれば良いのにと、
本音で思う事もあります。
さて、話を戻します。
こんな事が学会で感じた報告となるのでしょう。
ここ3・4年。何か方向性が変わってきているなって感じ、ようやく今回納得できました。それで、思わず
感じたことを纏めてみたくなりました。相当に愚鈍なのですね。時間がかかりすぎですよね。
来年は紹介するかは分かりません。
*参加者が驚くように増えていたら、思わず書いてしまうかもしれません。
*減る事はあっても、あるいは、同程度の参加者数という事はあっても、増える事はないだろうな…
これが、個人のHPといういい加減さとご承知いただければ。そして、個人が感じた所感ですので
読み物程度で受け止めて頂ければ。
今回も思わず長く書いてしまいました。
最後まで仮に読んで下さったとすれば、心より感謝申し上げます。
ありがとうございます。
個人の所感ですので、そんな感じ方もあるのだと心広く受け止めて頂ければ。
おしまい。
またHPであるいは、診療室で。
んじゃ。
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