口が乾燥する症状への一つの捉え方
2024/03/20
顎位と言う言葉は避けられているのでしょうか。
歯と顎位の関係、歯根膜の不思議さと何気な紹介を試みています。
- 顎位とは?
上下顎の相対的位置関係と定められています。
定義はさておき、この具体的な事として。そこに障害が生じるとするなら、どんな現症が生じるか。
これが大切ではないかと考えたりもします。
ここが現状、歯科医顎として明瞭と判別されていない中、賢い検索エンジンは精度の良い判別できる情報を選択する。素晴らしい試みなのでしょう。只、これはこれで、中々難しい気もします。
この選択に於いては、何が選択基準なのか。それは、賢い方々がその基準を作られている。或いは、AIにて導かれるのでしょうから中々の物だと思います。適切か適当かは別に、求められる考えに近い確率ある情報を選択する。私には、想像もできません。検索とは、相当に難しい選別作業なのだと思います。
さて、課題は検索される際、検索される方が、正しいと思われる用語を用いなければならない。これが無いと、何かを掴もうとされても難しいのかもしれません。
本当に大変な事を情報化社会として、検索と言う作業は試みられていると、“ふと”思うのです。
対し、情報を発信する方は、何処までそれを提供できるか。これはこれで、大変な責任がある様に感じてもいます。時に、混乱を招く事もある。それが情報と言うものだから、そんな性質もあるから、正にそんな事を私は感じるのでしょう。
- 顎位の構築を邪魔する反応があるとしたら
上下の相対的位置関係、これを顎位の定義と紹介しました。
これを構築する関係性を邪魔する因子があるとしたら。
そんな視点で、当院の経験した症例を紹介したく思います。
臨床の話なので、面白くはないと思います。ですので、淡々と記したく思うのです。
上顎左側欠損。
〇口が乾いている気がする。(これが、持続するとドライマウスと判別されるのかもしれません。基準と言うか指標はあります。割愛します。)特に左側で感じる。
〇左側頬側粘膜の所見。
乾いた感じを、もし共有して頂ければ幸いです。
起こり得る可能性を、診療所側が知識として持っている事。
その客観指標を持ち合わせている事。
こんな条件が揃って、始めて見抜けるのかもしれません。
難しいですし、たまたまと捉えて頂いた方が良いと思います。
〇インプラントの上部構造として、土台を置く
(オーラルック)
この瞬間、患者は口の中の乾燥感覚が変わった気がすると、臨床サイドには嬉しい“ホッ”とする言葉を頂戴します。有難い事です。症を読み取れたと表現すれば良いのでしょう。
〇インプラントに対し仮歯で対応をする。
(オーラルック)
口に乾燥感は完全に消失。
後は、本歯が入る事を待つのみです。これは、今回の臨床と違う話なのでまた、気が向いたら。言葉にすると、こんな臨床の物語です。
歯科医は、この症例に対し3時間ぐらい格闘していました。無論、型取りもありましたから一概には表すことは出来ません。ですが、症を取るには、何をすべきか。ここから始める時、何かが変わるのかもしれません。
上顎と下顎の相対的位置関係と称しますが、例えば、この口の乾燥感に対して何ら配慮せずに臨床サイドが進めた時、顎位はそれに対応すべく偏位を起こすのかもしれません。分かりません。
情報発信は、相当に難しいと、まとめながらも私は思います。
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