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長いよ。顎位なんて、もういや や。(マタイの最後)

長いよ。顎位なんて、もういや や。(マタイの最後)

2013/10/18

■2013/10/18 長いよ。顎位なんて、もういや や。(マタイの最後)
あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。<マタイによる福音書 7章2節>

さて、この話題もあたし自身が、飽きてきたようです。少しだけ補足を加筆して、この章を終わらせたく思うのです。

前回のまとめ)
? 国民利益の第1に考える頭の良い官たる人々。古い技術体系の下、医科・歯科の連携と言う方法論を考えます。

? 医療サービスという市場論理に合わせて、以下の準備支度をする資本主義な考え方。しかし、新しい技術体系です。

以下の注意点が大事です。
1)“技術”(技量ではないかもしれません)と、“HPの魅力”と、“ドクターの感じ”というファーストインプレッション。(第1の行動)
 2)お客さまの環境を想像して(しやすい方向のHPを用意し)、最適な商品のオススメや声のかけ方に徹するファーストーアクション。(第2の行動)

何か変!というのが、あたしの立場。医療と言う視点が交錯しない。『連携・提携という』方法と、『商業サービスという』方法論の比較?の優位性のお話になってしまう。そんな気がします。

市場性と言う発想であれば、?が優位になるでしょう。そして、この表現方を主にサービス品を提供すれば、限りなく1に近づくお客様・患者さまというブテッィク精神か百貨店精神の集合体が出来上がるような気がするのです。Aとします。

安全性と理想と言う発想であれば、?が優位になるでしょう。Bとします。

Aの問題点と言うか、可能性は、何かが起きた際、疾病でなかったのに、疾病に生まれ変わる可能性がある事です。専門用語は分かりません。医療過誤と言うのか、医療事故と言うのか。ですが、なぜ起こりうるかが大事だと思うのです。科学的に立証されるまで、変わらないとしたら市場経済的発想は、コンサバに陥る気がしてなりません。難しいですね。
歯科医のライセンスを持つ側が書く内容ですので、あくまでも歯科の世界観での表現になります。読まれた方は、身近な例で考えられて行かれると良いと思います。もし、口の中が身体と分離している場合、商材を選んで、商品を購入するだけですから、Aの世界観には一切、矛盾は生じない事があるべき姿です。
ですが、商材とか商品なら、老眼鏡のように(その人に適正かどうかは別に)コンビニやスーパーで売られる筈ですが、どうなのでしょうね。入れ歯って、売っていましたっけ?医療と言う視点が、しっかりとあるべき姿であり、それを支えるのが病名だと個人のあたしは思うのです。身体と歯が関係ない限り、成立する手法になるのでしょう。ですが、身体と関係しているとなれば、もしかしたら、始めに戻るというループに嵌っていくのでしょうかね。

Bの抑える点は、病名がいう枠が皆保険の中に収まる時代は、合理性の中に全てが含まれていた事だと思います。しかし、技術に時代の差異が出来上がった以上、そして、時代の進化と共に疾病が疾患名を頂戴出来るようになってきてしまった際、過去の枠組みだけであれば、調子が悪いのではないかと思う時もあります。
歯科の場合、材料に適応出来た分だけ、技術性も影響を受ける可能性があります。例えば、インプラントの材料を使いこなせる先生が、インプラントが出来る可能性が強いとかね。(あたしは、インプラントは出来ません。対応はしていますが)

予算が決まっている以上、全てを管理するという掟の限界を認める時が来ているように思うのですがね。むしろ、複雑系の全てを管理するという”云わば、川上から川下まで抑えて管理する”行為が難しいのではと思うのです。管理を頭が良い分、”昔の名前で売っています”より、”新世界観で管理します”の方が妥当ではないかと思う事もあります。その隙間を、上手に市場経済に基づく医療サービスが入り込んできてパーツを埋め込み始めている以上、新しい価値観を用意されると良いのに…と、個人のあたしは思う時もあります。難しいですよね。

病名や、ガイドラインの管理と、予算の関係上、十分保証できる範疇の川上から川下作戦の方が、難しくないだろうにと、想像します。平等病の平等教の方々用には、セーフティーネットの準備にて解決を図る方が適切と存じ上げます。

消費税が前の政権時代から法案で決まっていた以上、増税を拒む権利など有権者にはありません。そうあるべきだと啓蒙され続けたニュースの方々もいました。決まった瞬間、堰を切ったように自分たちは軽減税率の適応の権利要求と、平等行動ですから、新しいトライをしようとすれば、すかさず、平等病は治まらない筈です。むしろ、管理項目の単純化と、民にできる事は民、しかし、官にしかできない事は官と、市場経済の良さと、皆保険の良さの融合系を、見いだせると良いのになって思うのです。歯と身体が関係あるとなった場合、その安全性を守る保安官が、まさに頭の良い方々の役目ではないかと思うのです。

健康と言う基準は、とても難しい物だと個人のあたしは思います。それを、頭のいい人が机上の論理で、全てを支配するなどとは出来ない筈です。むしろ、規制の無い市場行動で、ニーズとやらの掘り起こしをした結果、無かった疾病を本物の疾病に育てる可能性が一番リスキーではないかと思うのです。一概に医療は語れないから、厄介な世界と思います。

論理の飛躍がありました。反省です。

さて、口のバランスが悪かったのか、仕事をして、中腰になると痛みが…の方は、落ち着いているようで”ホッ”と一安心。補綴をしないといけない歯もインプラントのお陰で減らせそうですし…良い事です。

咬合病に陥った(あたしの目利きが悪かったのでしょう)方は、現症は減ったものの、やはり咬合が上手くいかない。来週、再トライです。感覚系反応は凄すぎる物があると、常々思います。

元だと思う。今や、薬は飲んでいない。FMSの方は、前回の処置がまずかったのが、本人は気が付いていないけれど口の開閉が、ぶれ始める。舌の位置関係のコントロールをトライして、何とか…歯の位置関係がどうにもならず全顎補綴も覚悟して欲しいとお願いしていたが、矯正の手法でも臼歯部のみのコントロールで行けるかもしれない。

人の身体は素晴らしい。その素晴らしさの維持のパーツに感覚系がある。こいつが狂えば、顎はアッチャコッチャに言ってくれるし、咬合は暴れ馬に変わるし、全身に影響を這わす時はあるし、この感覚系はとても厄介だ。

でも、人の身体は素晴らしい。その素晴らしさの前に、あたしはいつもたじろぐ。
おしまい。

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