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顎と、おもてなしと、サービス業のサービス!?(長いよ)

顎と、おもてなしと、サービス業のサービス!?(長いよ)

2013/10/19

■2013/10/19 顎と、おもてなしと、サービス業のサービス!?(長いよ)
この国が大事にしている精神に、“おもてなし”と言う精神があるそうだ。あたしには、正直、良く分からない。こういう性格だから、なおさら分からない。苦手かとt問われたら、多分、その通りです。

疾病を扱う嫌な空間の一つにクリニックがあると位置付けています。そして、この感覚を持つ事が正しいと思っています。嫌な空間に、わざわざ、お越し頂いている、そんな所でしょうか?あたしの場合。

そんな感覚だから、心から患者さまとか、お客様と言う意識を持つ事は出来ない。『癒されに来ました』『便利に生活をしたいから、○●を購入に来ました』『△▲を食べに来ました。』などなど、という意識の場合、まさに、サービス業と言われるお客様精神の本領発揮の所だと思う。

お客様の立場になって、生活スタイルを想像して、自らもその良さを知って、本番が始まるとあたしは思います。で、多分、必要な事は、洞察力、観察力、演技力、商品知識、想像力、技術力、メインテナンス力、分析力になるのでしょうか?

で、こちとらは、歯科のユニットに座らせて、しかも、ユニットが倒れてゴングがなる、そんな性格の仕事です。そう考えると、平常心をお持ちの方ならあり得ない世界。それが正しいと思うのです。で、このアクションのどこに「“おもてなし”が生まれるのだ!」って、言うのが、本音。アホなあたしには理解できない世界。やはりアホか…

多分、上の表記で行くなら、観察・洞察を瞬時行い、聞き出しと、カンセリングの必要性か、検査レベルを上げるかの判断。で、仕事の職務全うの為の演技。ネクラだし、人みしりだし、友達少ないし、家族省みないし、親孝行らしき事した事無いし…ナイナイ尽くし。アホじゃなくてダメな方かも…、と言うあたし。芸は、クリニックでの引きこもり生活。

何せ、患者にも責任と言うか、健康の対する意識の共有を求めるし、考える事を求めるし、どこにもおもてなしなどと言う発想はない。

ところで、話は変えて、言葉遊びを。
「歯を治せば(入れれば)噛める(筈)。」と、
「どういう機能か確認して、医療者と患者が共有できれば、ようやく噛める歯と認定出来る(筈)。」
では、多分意味合いは違うと思う。

最初の文章は、歯科医免許を取ったばかりの若い先生でも言える当り前の事(の筈。)多分。で、ついでに、何本歯を治療した事があるとか、何本インプラントをやったことがあるとか、何々をどれだけやったかという経験論と結果論も話が違う気もします。

一言で片づけるなら、これらは「“分析と技術”の巧拙」のお話。
で、ここで持つ意味合いでの差は、分析方法を間違ったり、技術が未熟だったりする事。で、こいつが医療の場合、事故とかにつながるから厄介なのだろうと想像します。分析マニュアル、技術マニュアルで、全てが対峙出来るならば、歯科は、思考をする必要性が無い。資格があれば、安易に出来る仕事と言う事になるのでしょう。

でも、あたしの場合。所属はサービス業でも(第3次産業)、仕事は医療サービスという気分にはなれないネクラなあたし。更に言えば、何々をどれだけやったかというお話であれば、結果のビジュアル表現にしか過ぎない錯覚を持つあたし。だから“おもてなし”の意味が分からない寂しいあたし。

患者の主訴をキャッチして意味合いを吸収して、言葉に置き換え共有し、そこを相互に目指すという価値は、誰にでも同じ結果と言う結論に到達できるとは思えないのです。想定内な事もあれば、想定外の事があるのが、医療の現場のような気がします、

同じ状況の口腔内で、同じ精神環境・経済環境でも、歯科医師との巡り合わせ一つで主訴の解釈も変わるだろうし、結果も変わる可能性もあります。これは、計算なのか、イメージなのか、それは別として、分析以外に歯科医の考えた上での判断が含まれるからだと思います。その時、発す言葉は歯科医それぞれ違う方が自然と言う物です。だから、セカンドオピニオンという現実も生まれてくるのではないでしょうか?同じサービスを提供できるという発想が、成立しないと考える物分かりが悪いあたし。

別の言葉にすると、1番目の文章と違い、2番目の文章は、1番目にはない価値判断が含まれていると思うのです。その価値判断は、歯科医の内なる知識の層、経験の層、人生の層、観念の層から生まれてくるのではないかと思うのです。その時、始めて患者は、生きた言葉を歯科医から受け止められるのかなって想像するのです。そこには、明確な基準が隠されている筈です。

もう一度、最初の文章を確認してください。宜しければ。
「歯を治せば(入れれば)噛める(筈)。」と、
「どういう機能か確認して、医療者と患者が共有できれば、ようやく噛める歯と認定出来る(筈)。」

僅かかもしれませんが、そこには決定的な差が隠されているのではと、思いたい。

前者には、通り一辺倒の情報が、後者には何があるでしょう?こんな所に、相手が(この場合歯科医が)何を考えているか浮かび上がってくるのではないかと想像するのです。そして、患者になるあなたは、そこを判断されてほしいのです。
その先生の「人間の考え」とか、「歯科医としての判断とか…

で、あたしらの最初の仕事は主訴を知る事です。ここから、全てが始まります。

そこに“おもてなし精神”など、相いれない筈です。医療は医療であって、医療サービスと言う表現が、何?と言うのが偽りのない本音。サービス業のサービス?あたしには、難解すぎて無理だ…と呟くあたし。

そうそう、空気清浄機だけでは物足りないとスタッフよりの突き上げを喰らって、実験的にアロマを企画として導入してみました。好評であれば、持続してみたく思うのです。森の匂いと、訳の分からない注文を出してみました。

でも、ここは森ではなく癒しの空間でも無く、ユニットが倒れて口をあける所から始まる嫌な空間です。と、見栄を張れないあたし…

今日は、顎関節症の治療の患者。そう言えば、朝起きると頭痛が無くなっています。こんな報告は、“イイネ“
咬合不全ですが、前より噛めるかも。“イイネ”と言いたいけど、一部の歯、予定通り動揺。ダメじゃん。次回解決しましょうと、汗!

膝の痛みはないじゃん。でも、矯正が終わらない。やばい、急がなきゃ。
お腹痛い、背中痛い、顎いたい、頭痛、膝痛い、腰痛い、腕痛い、頸いたい、で、平面系の再調整。一応、“イイネ”でも、顎を落ちない環境にしないと…
まだまだ、大変。ハア~。

上手く眠れず、身体痛くなった。歯痛くなった。慌てて平面作りと、感覚系のコントロール。ダメじゃん。落ち着いてくれたけどね。

線維筋痛症、1時半まで。顎位が踊ると、痛みも踊る。もう暗号解析みたい。少なくとも、歯がガリガリ、ゴリゴリだけは取り除いたけれど、道半ば。あたしは、申し訳なくてしょうがない。もう一度、装置作り。

そう言えば、久方ぶりの患者。腰痛くなりました。首も痛いですね。スプリント(口に入れる装置の総称)調整。“イイネ”こんな感じの患者ばかりだと、おもてなしも出来るのだろうけど…

この国が大事にしている精神に、“おもてなし”と言う精神があるそうだ。あたしには、正直、良く分からない。

なぜなら、サービス業に所属するサービスという、医療サービスと言う意味が未だに分からないからである。

アホなあたし…
人間の身体は素晴らしい。その前でいつもたじろぐ。

おしまい。

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