■2013/12/01 舞台が揃わない気がする。
過去の連続が結果と言う言葉があるようです。あたしも一応、この道で生計を立てています。臨床かですから、臨床で知る、確認する、覚える物って、結構、ある感じです。(でした)
オーラルリハビリテーションと言う概念の下、全体を治して、なるほどと“イイネ”って言う時と、何故だろうと考え込む時があります。(ありました)
根には、きっと見落として行けない対象がそこには、あるのではないかと思う時があります。
一つは、やはり咬合と言う世界です。
一つは、やはり顎位と言う世界です。
でも、実際は草々、簡単に問屋が卸さないから臨床は難しいのでしょう。
これらの意味を、履き違える時、人間の身体はとんでもない反応を示す時もあるようです。
ま、前歯の過剰接触の話でした。臼歯部の過剰接触もあるのですが、これは機会がある時にでも。
久々に冷や汗をかきます。
減薬に入り、“ほっと”したのもつかの間、歯の位置関係回復の為、叢生部位の移動に入った患者がいます。現症に不安を感じていたので、早めのサイクルでの管理に入っていましたが、薬が5倍になって相当に焦ります。
案の定、前歯の過剰接触が始まっています。
意識もうつろで…
過剰情報に耐えられず…
で、臼歯位置関係の回復と、顎の可動域の回復を行います。眼がぱっと開き…
意識がしっかりとして、姿勢がはっきりとする。
こんな感じで、早発の反応を示せる力が残っている患者は、臨床では安心をします。
あたしは、顎位を構成する構造体が、あるべき位置関係にし直して、次いで可動性の回復に、オーラルリハビリテーションの基軸があると考えています。ナソロジストの捉え方に近いのかもしれません。
無論、対処療法であれば、そこまで考える事は出来ませんし、原因療法も深く問題が隠されている場合もあります。本当に、臨床は難しいと思います。
本日の線維筋痛症の患者に関し、一端は治療を消極的処置に徹し、顎の可動性の回復だけを期待する事としました。次回は、再度、スピーとモンソンを考えながら、トライなのだろうな。痛みの回復基調に乗せられない患者。可動性を戻したい。後方成分なんだよな…
*現在は、初診の方をお断りしている状態です。
今日は、ここまで。
おしまい。