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舞台に慌てて立っても、意味はない。これは、あたしへの教訓。

舞台に慌てて立っても、意味はない。これは、あたしへの教訓。

2013/12/02

■2013/12/02 舞台に慌てて立っても、意味はない。これは、あたしへの教訓。
過去の連続が結果と言う言葉があるようです。
予習をしていないと、どうしても習慣と申しますか、習性に流される傾向はあるようです。いけませんね。

と言う所から、お話を進めたく思います。
過剰接触と言うのは、正直とても厄介と思っています。これは、多分、経験と言う奴で知った事。接触の過剰からくる過剰情報が、頭蓋系に引き起こすトラブルと言うのか、心理面(?)与える影響と言うのか、そんな事を知ると申しますか、報告による世界を知るのは、あたしの場合、経験の後だったりします。

間が悪いというのか、最悪は、身体に波及すると場合もあると来たもんですから、厄介な症状と罹患された方を、診る機会に恵まれると思う時もあります。ま、いわゆる感想と言う代物なのでしょう。

話を少しずつ本編に戻したく思います。

心の病のお医者先生から紹介された患者。
奥歯が浮くという事で、歯科医を巡る。原因不明。浮く歯を抜歯。だったけ…

でも、抜いた歯の所が相変わらずおかしい。
で、診療内科のお世話になる。
ガンガン薬が出て、抜いた所が変わらずおかしい。
で、診療内科巡り。
で、次々変わる薬。
そのうち、“ボー”っとして、今の心のお医者先生の所に行きつく。で、今度は、“ボー”っを、消し去るため、減薬へ。
すると、思い出す訳です。
抜いたにもかかわらず歯の疼きが、止まらない。
で、今回の物語になる。

精密検査の報告は終えていて、どうも怪しい感覚を、経験から感じ取る。で、今お世話になっているお医者先生の立ち会いを求め、意見を聞く。

医科的見地の全身症状は大丈夫だろうという判断と、やはり、前歯の過剰接触を指摘される。患者の方も、この過剰接触を何とかしたいと訴え始めます。

一言、ずばり。「苦しいから何とかしてほしい。」

これが、口腔内の症状で悩んでいらっしゃる方々の言葉だったりします。歯科の仕事が、虫歯・歯周病だけだとすれば、きっと、こういう言葉は聞かれないのではないかと個人のあたしは思います。
どういう訳か、今は、こんな方々との出会いが多いようです。ただ、疾病に罹患されている方々の数が、クリニックレベルですとどうにも治まりが悪いようです。それですので、今現在は新患との出会いは今年一杯、全てお断りする事と決めました。12月の半ばに、その後、どうするか考えたく思っていますが、順調に進んで終わりが見えている患者が、4名ほどの今、で、新しくお引き受けするあるいは、お引き受けするかもと言う患者数がちょうど4名の今現在、どうするかは思案所です。専門性と言う世界も、不思議な世界だと妙に思う今日この頃です。

話を戻します。瞬間的に、では、前歯を削って過剰接触を取っちゃえ!と安易に発想しようと反応します。お医者先生の、深呼吸しましょうという言葉が無ければ、とても不味かった展開にする所でした。(汗)

予習をしていないと、どうしても習慣と申しますか、習性に流される傾向はあるようです。いけませんね。

横に、顎の開閉性のおかしな患者の問診をしている最中に、衝動的に出る早く終わらせたいというエネルギーがそうさせかけたのでしょう。いけませんね。

舌房のコントロールとしての、臼歯部の位置関係をとりあえずコントロールします。同時に、過剰接触は止まります。
呼吸もしやすくなったと、帰られます。

さて、“どうなる事やら”です。臨床はとても、怖い世界です。患者は当然、怖い筈です。信じて頂く根拠は、挙げれば色々とあるのかもしれませんが、絆の精神かと妙に思う今日この頃です。そして、“どうにかしないといけない”のが臨床なのでしょう。難しいですね。

人間の身体は素晴らしい。それを前にして、あたしはいつもたじろぐ。
おしまい。

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