■2014/12/10 いつの間にか
計測、計測と、臨床ではひたすらこれしかやっていない気がします。
実際は、根の治療をしたり、虫歯や入れ歯も扱っているのでしょうが…
やはり、計億が主流のようです。
さて、ふと診療を何気に振り返る時もあります。上手くいかない(jこう書くと誤解を貰いそうで、恐縮ですが)と基準は、自分の感覚なのですが、思う日もあります。
逆に、そうかここまで良くなって来ているんだと、しみじみ思う時もあります。
ま、それが臨床って奴なのでしょう。
こればかりは、臨床で生きる人間は、何気になのか、確実なのか、必然なのか感覚的価値観は別に必ず通る道なのでしょう。そう思います。
作業関連性筋痛症というように筋骨格系疾患の現症を一括りにした病名もあります。
この中に、歯科医にとっては身近な顎関節症、痛みが広汎に拡がれば線維筋痛症な~んて言う感じで、分化していくようです。
臨床医ですから、凄い人たちが疫学調査を含め考えたカテゴライズは、結構重要視させて頂いています。
現象(症)が色々と変わる様が、一時はその意味は何ら分からない時期も、振り返えるとあります。(恥かしい話、それを、認める前に、起きる意味が理解できなかったという方が適切なのでしょう)
ですが、問題は歯科医自身が歯科のライセンスを取る際、一切習わない事に問題があるのかもしれません。
今の大学の教育は分かりませんが、アッシらの頃は、知らずに卒業をしました。
計測の結果の過程はやはり個人としては興味深い物を提供してくれていると思います。
いつの間にか、薬を断薬した患者。
いつの間にか仕事を復帰した患者。
カテゴライズでは、作業関連性筋痛症という括りで、その症状の重さで現症病名が付くと理解した方が良いのでしょう。
あっしは、そう理解しています。
噛み合わせを大事にするという風潮が歯科界に、一層浸透してきているようできっと、喜ばしいのでしょう。
唯、問題は、歯科医が大事にする噛み合わせと言う定義が、曖昧である事。
また、これら現象と噛み合わせが、関連性は示唆され始めていても、どういう関係性があるのか解明されていない事。
その中で、歯科医が対峙すると意味は、とても重いのではないかと想像する次第です。
では、患者の立場では?
現症が変わる様を受け入れろと?
現象と付き合えと?
そう言う言葉で納める事が可能なのでしょうか?
とても難しい問題だと思うのです。
闘病なのか、闘病を諦めるのか?闘病を回避できるのか?
本当に難しい問題です。
その繰り返しの中で、臨床を歩む中、あっしは計測に、気が付くと拘るようになるのです。
しかし、難しい問題です。
本当に難しい。
おしまい