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なんちゅうか、顎は嫌ってな、話(マタイの続き2)

なんちゅうか、顎は嫌ってな、話(マタイの続き2)

2013/10/15

■2013/10/15 なんちゅうか、顎は嫌ってな、話(マタイの続き2)
あなたがたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、あなたがたの量るそのはかりで、自分にも量り与えられるであろう。
<マタイによる福音書 7章2節>と、こんな出だしが、前回。このフレーズだけ読んでも、奥が深い言葉と妙に納得。本当に、凄い迫力のある言葉です。畏怖の念を、個人のあたしは覚えます。で、人間関係は難しいというお話の続き?

さて、1に近い限り、実は、術者にも患者にもとても平穏な関係を渡す可能性があるといったお話が前回。

今回は、経営と言う側面で、1であり続ける為に、何が必要か考えたく思うのです。
そこで、唐突に整理。
管理する手法を考える管理する人たちは、こんな模式図を考えたと、勝手に思い込んだ所から始めたく思います。錯覚は、時に大事な場合もあるのかな?

(疾病) → クリニック(一次 まず始めに立ち寄り安い 所)       ↑↓提携
      2次医療機関(総合力がある所)
         ↑↓   提携
      3次医療機関(専門性に秀でる所)

で、上記のように提携関係を作った所には、良い事がありますよ。点数(患者から見ると請求金額)が、クリニックサイドに立つと、身体に疾病を患者が持つ場合、多めに貰える構図に変わります。これは、管理と言う側面では当然の姿と考えられます。専ら医科歯科での提携のようですが…

上のランク(上記ですと、下に落ちる機関ほど)の指示・提携の下、処置を行うと、点数が高くなり(理論上)患者の安全性も確保され(しやすくな)る。確実性も向上すると(設定上)考えられます。

ここで、大事なことは、提携の定義と方法となるのでしょう。多分。

提携する為には、一次医療機関の人間から、組織として大きな構図になっていく2次医療機関、3次医療機関に協力を求めるのか?あるいは、大きな組織機関から求めるかになります。ところで、大きな組織ほど、人間関係で提携をするほど事は、単純ではないと思います。安直に組織体が、個人と提携する判断をすることは、とても困難ではないかと思うのです。単純な依頼、即ち、例えば抜歯以来とか、難しい疾病の依頼ならば、一方通行で治療が完結するまで、大きな組織体での管理となるので、取り立てて問題はない物と考えます。しかし、同時に相互で管理するとなると事は、単純に行かない気もします。科が違うだけでも連携が混乱する場合もあるようなのに、経営母体が異なる場合、それが可能なのか?そこに一つの課題があるような気がします。この話は、ここで止めます。

その一方で、1を集めるには、どうするか、これが今回のテーマです。そして、どう考えていくか?多分、こんな事を書きたいような気がします。

難しい疾病を全身に持つ患者を見る事と、単純な疾病から、解決を見出す場合、設定は多分、単純な疾病になる事は、経営側面で考える場合、妥当と思います。

1を集め、単純な疾病から、如何に単価の高い商品へ誘導するか、ここに無意識の盲点がある気がしてなりません。治療と、商品は違うという発想になられる事は当然だと思います。

しかし、医療がサービスだという意識に立脚すれば、行為自体、それ自体も商品になるという側面は無いでしょうか?ここに、医療と医療サービスの捉え方の違いがある気がしてなりません。もう少し、深く書きたく思うのですが、今回はここまでとします。また、深めて書いてみようかと思います。気が向けばですが…

さて、明日は二人の患者が勝負。一人は順調に機能障害が落ち着いている患者。一人は、線維筋痛症で、相当に苦戦している患者。顎が安定してきている患者と顎の動きが落ち着かない患者と言えば良いでしょうか?

この顎の動きが落ち着かないと本当に厄介です。

この実体と言う現象を、掴んだのは、現場での事。現場で知るのは患者の報告。
臨床と言うのは、教科書の世界よりもはるかに奥があるようです。とても、怖い時もあります。

感覚系の働きがおかしくなる際、顎は左右的なブレを示し始めます。この水平的な動きがおかしくなる際、見事に身体全体に、時として慢性疼痛と言う具合に物語を発展させる場合があるようです。
人間の身体は奥が深いです。その奥の深さ、素晴らしさに、いつもあたしはたじろぎます。

リエゾンに関しては、一端小休止したいです。身体の症状が落ち着いて来たので。そんな報告も患者より受けます。

これは、患者が決める事ですので、お任せする以外にありません。3次医療機関と提携関係を持っている訳ではありません。あたしから、意見を挟めるものではないと、自覚しています。

でもこの患者の場合、まだ、歯医者ではなく、歯科医に徹しないといけないあたしがいる。そんな歯科医と、歯医者のあたしなりの定義は、また今度の機会に。

おしまい。

 

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