“ならさ、先生、タイに行ってみない？”
えっ？タイ？
何をしに。
“先生が出したい世界観が、面白いと仮定しようよ。でも、先生は日本的に一個一個と言う道を進む事は興味ないのでしょう？”
いや、興味が無いと言うよりも、そんなに精神力が強くないでいいかな？そこまで、根性ないし…
サック、成る程、ＯＫ！いったれ！こんな流れの方が、いい感じがするの。それに、あたしが苦労して見つけた現象を、だらだらやっていたら、健康被害のヒトって多くなる気がするのね。
“健康被害？先生面白い事を言うね。医療被害の間違いじゃないの？”
そこよ、そこ。
言葉の定義が問題なのだけれどさ、定義の整理をすると、医療被害というには結構、無理があるかもしれない訳よ。噛み合わせって云う言葉だけを独り歩きさせている現実があるじゃない。でも、この言葉に対して実際は、どこまで認識がされているのだろうと思う訳よ。
新聞とかで、何気に厚生省の見解を探してみると、こんな感じ。
噛み合わせ万能論のような考え方は、今はもう少ないが、確かに噛み合わせが全身の健康状態に与える影響はある。
肯定的にも読み取れるけれど、決して肯定的に認めている訳でもないし、積極的に関与を考えているとは思われない。そんな所になるのじゃないかな？
だってさ、面白いよ、ウチャン。
顎関節症は治ると出版物やｗｅｂ上で出まくっているし。これを、宣伝と見るか啓蒙活動とみるかはさておき…
でもさ、何かが違う気がしてならん訳よ。あたし的には。
権威で押す人（先生もいるしさ。）外国で学んできたよ、とか、○○学会の認定医でも指導医でも構わないよ。で、どれでも、あたし的には治ればいいけれど、そうでない場合、その患者はどこに行くのだろうって思う訳よ。
いや、ここだけの話、医科の世界でも臨床医から見つかった検査法なんて沢山あるのよ。研究機関で見つかるよりも、必要に応じて現場サイドで見つけ出したものなど歴史を追うと、結構ある気がするのよね。
坐骨神経痛の触診何てそういう意味では、有名かもね。
でも、この国の権威はどうも、学会に所属して、学会で発表をして…な訳よ。ところが、発表するには、またあたし的には分からない手順が多すぎて、あたしみたいに甲斐性が無い人間には無理と言うのが導きだした結論。権威なんて、心に宿るものなんて文学的な表現を使いたくなるけれど、いかんせん、市井の草を選んだ側、雑草から這い上がった側にとっては、何かを見いだしていい感じに進むには、成るほど壁は結構、高いのねって、思う始末よ。
で、どうしてそれが起こるか？何が足りないから診断上エラーがあるのか、それだけを考え続ける訳、ひたすら、考える訳よ。話を聞いて貰って、議論をしたいが自分の立ち位置とするじゃない。もっと、分かりやすく伝えられたらとも思う次第な訳。
始めはあたしが、知らなすぎるから相手をして貰えない、って考える訳。
次に気が付き始めるのは、もしかしたら、こいつなんも知らずにいるだけやないかって、思い始める訳。実際は、知りませんよ。確認させていただけないからね。
で、この努力を、ドンキホーテと思い始める訳。挙句には、ドンキホーテを読破する事を選びます。世界で聖書の次に読まれている書籍って、言う話もその際、知る感じ。ドンキホーテと思うのはいいけれど、なんでそう感じるのだろう。いや待てよ、ドンキホーテって、どんな話か一度整理しなきゃって具合にね。ま、分かってアホやるのも悪くないかなって考えを改めるのは、読破後のお話。アホって思うのは、周りであって自分は今まで通り、いえ、今まで以上に、真剣に歯科に取り組めばいいやって云うお話に変わっただけ。
さて、ここで思いつくは、検査や診断をしっかりとやる。ところで、このしっかりとは、何ぞやネンがあたしのこだわり。不可逆的処置は可及的に消極的に、可逆処置を選択する事から入るべきと、考え方を途中より変える。でも、こいつの理由も、とにかく明確にしたかった。上位の医療機関と言う考えもよぎるも、上位からヘルプサインで来られる方をどうするかが、ずーっと課題。ならば、歴史を思い出すしかないと考えを改めるに至る。
ここで、考えたキーワードがジュネーブ宣言になるのかもね？