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歯科構造の世界から(その4)

歯科構造の世界から(その4)

2014/12/03

さて、続けてみます、知覚の話でしたね。
ジャンル的にいえば、感覚というものに入り、広義には、機能的エラーを知る一つのすべのような気がしています。

話があちらこちらに飛ぶようで、嫌なのですが、こんなものかと、お付き合い願えれば、幸いです。

かつてのお話です。
歯科医になった時に、歯科医の仕事として、理解していた事は、今考えると、お恥ずかしい限りですが、下に書いてあるようなことです。

  1. 虫歯を治すこと
  2. 歯周病を治すこと
  3. 入れ歯を入れること

そんなものだったような気がしています。
テクニカル的には、そうは申しましても色々と、ありますから、覚え、修練し、出来るよう獲得することは、大変な事です。

多分、歯科医を真面目にやっている人間ならば、(真面目で仕事をしていない人間がいるという意味ではないです)面白い現象に、出会うことがあったか、経験を既にお持ちのような気がします。偶然に出会ったのか、あるいは、必然に出会ったのかは別です。

 歯を新たに入れたら、肩こりが無くなった。体が楽になった。(1本の歯かもしれません、入れ歯かもしれません、インプラントかもしれません)
歯を少し、削ったら、(咬合調整という言い方のほうが、良いかもしれません)首が回るようになった。沁みることが、無くなった。耳の先まで、痛かったことが無くなった。

 まだまだ、あるかもしれませんが、とりあえず、こんな所にしておきます。でも、歯医者の仕事って、こんなもの・かなって、考えていた言葉と、比較すると、上記の経験って、異次元の話に、思われませんか?

 となると、逆な事もあるかもしれません。

 今度は、患者であるあなたが、歯を入れてから、おかしい。
慣れますよという会話で、済まされる場合、様子を見ようと、済まされる場合、そのうち時間軸に収まる上では、平和で良いかと思います。
問題は、平和でなくなったときに、どのように考えていくか、そんな気がして致し方ないのです。

 僕が、知覚の話を入れたのは、実は、体の問題を、知覚を通して伝えていると、捉えた場合、どのように考えていくべきなのか、そこを、大きな、問題提起としておきたかったのです。

 目の前で痛いといっている、しかし、その原因が別にある場合、現場はどうするべきなのだろうか?
原因が、別にある場合、いきなり、痛みを知覚している歯を触ることが、非常に危険にさらされることは、無いだろうかという事です。

 専門的、知覚の話は、いずれ、また、どこかで表現してみたいとは思いますが、結構、唐突も無い話を入れているように感じられるかもしれません。

 でも、現場に立つとですね、構造と知覚の関係、機能の関係といった方が良いかもしれませんが…、結構、感染症だけではない、問題が口と全身に対して、起きている事が、分かるものです。

 この、関係性を、どういったものだろうと、考え、導入したのが、関連図であります。
そして、過去から調べた、検査、診査、診断につながっていくのです。

 とりあえず、今回は、こんなところで、話を止めてみたいと、考えています。
関連図を、絡めながら、ゆっくりと、進めてみたいと、思います。

 また、気が向いた時にでも、改めて、このシリーズを再開させて見たいと思います。

 しばらくは、歯が沁みるといった、話と、歯が痛いという話を、中心に関連化していきたいと思っています。
どうも、穴があったら、どこかに隠れたい心境もあります。色々と、分かってくるとですね。どれだけ、感染症だけで、全ての物事を、見ようとしていたか…

 そして、どれだけ、未熟であったか、そして、例え、歯科医療といえども、医療は、そんなに甘いものではない。いつも、考えます。ま、このシリーズは、また、考えがまとまったら、ということで、また、そのうちに。
じゃ。

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