正中なんだよな
2019/08/31
慢性疼痛という奴は、結構厄介だと思います。
筋硬症という触診すれば、固い(例えば、頸コリ・肩コリ)のようなものがあるとします。
これがあるからと言って、慢性疼痛につながるわけではない。
かといって、慢性疼痛でお悩みの方は、結構、この筋硬症をお持ちとくる。
ある世界では、トリガーとみてこいつと対峙すればよいと考える。
ある世界では、中枢神経系の感作とみて、薬という処方を行う。
この評価をするほど、アッシは偉くありません。
でも、これらはうまく言えませんが、機械的刺激の要素はきっかけとしては重要視しますが、
持続的な機会刺激に関しては、遠いものと捉えられているようにも現場の一人としては感じます。
当院にも慢性疼痛(例えば線維筋痛症と診断された)の方もお見えになられます。
例えば三法と言われる(鍼灸・あんま・マッサージ)や、民間療法の位置づけになるカイロや、オステオパシー
の先生方と、処方をされる先生方とは、どうやら患者に対する対峙の仕方が違うようだとこの頃、とみに
理解が私の中では進んでいるように思います。
別に個人の感想ですから、何ら影響はされてほしくないと思います。
ただ、一言。
患者の顔を見ていないというか、目を合わせないでいるグループと、目を合わせ、患者を診ようとするグループが
いると言えば良いでしょうか?
面白いなと感じます。
先生は、あなたの眼を見て会話をされるのですか?
こんな問いかけをするとき、こんな返しをされたことが多いような気がします。
・血液検査のデーターを見て、患者の声を聴いて薬を増やします。
・触診はされないのですか?
・初診の時されました。(私が聞き始めた際の初期のころはこんな声を聴いていました。)でもそれ以降は…
・初診でも、特にされません。
う~む。
順調でないから、下を向いて威厳というか、プロとしてデーターに頼る以外ない…か。
そんなことを感じています。
実際、癌とか大病を患わせたことがありませんので、実際は分かりませんが。この”ことわり”は添えます。
原因不明の不定愁訴で、私自身が苦しんだ時、医者の門を叩きます。当たり前の事です。
言われたことは鮮明に覚えています。
『原因は分かりません。ただ、身体が衰弱しているから入院をした方が良い。』
私も聞きます。
「例えば入院をして完治があるなら入院をしましょう。お願いします。
でも、入院して実際はどうなのでしょう。」
『分かりません。』
「では、先生例えば、個人の独りよがりでしかないとご判断されるかもしれませんが、食事など
気を付けたらどうなのでしょう。」
『分かりません。』
「どちらも分からないなら、自分の信じる方を選びたく思います。
その上で、再度尋ねます。」
「どちらを選んでも、どうなるか分からないという事でよろしいでしょうか?」
『結論を言えばそうです。』
なら、肉体改造じゃと、食から見直すことを進めてたまさか難を逃れたのでしょうが。
ま、栄養失調だったのでしょうね。当時、一人暮らしで結果、偏食気味になっていましたから。
でも、その時、お医者先生、確かに目を見て会話をして頂けたと記憶しています。
身内が大病した時も、目を見て話せたと記憶します。
でも、この疾患では(前述)目を見ない。どうして良いかわかる時、きっと目を見れるのでは
無いかと思う次第です。
この経験は、患者の目を見れないときから、それでも見ないといけないと言い聞かせ
見る事に恐れを持たなくなった時に思い出した事でもありました。何年かかったでしょうか?
慢性疼痛の患者との対峙は、振り返るとこの繰り返しだった気がします。
そうそう、今は?
正中だよなって、今は茶を濁したく思います。
おしまい
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