顎のズレは“位置の問題”ではなく“選択の問題”
2026/06/02
こんにちは。丸幸です。
「顎がズレていますね」
臨床現場では、何気なく使われている言葉です。
実際に、
・左右にズレている
・前後にズレている
・噛むときに位置が変わる
こうした状態は、日常的に見られます。
では、この“ズレ”は何でしょうか。
位置が間違っている、のでしょうか。
多くの場合、そう捉えられています。
正しい位置があって、
そこから外れている状態。
だから、
👉 正しい位置に戻す
という発想になります。
ただ、臨床を重ねると、少し違う見え方が出てきます。
顎は、好き勝手に動いているわけではありません。
その時の身体の状態に応じて、
“その位置を選んでいる”
ように見えることがあります。
例えば、
・ある位置だと痛みが出る
・ある位置だと力が入らない
・ある位置だとバランスが崩れる
こうした条件があると、
身体はそれを避ける位置を選びます。
その結果として現れているのが、
いわゆる“ズレ”です。
つまり
顎の位置は原因ではなく、
条件に対する結果としての“選択”
である可能性があります。
この視点に立つと、
無理に位置だけを整えても、
元の条件が変わらなければ、
再び同じ位置が選ばれることになります。
だから大切なのは、
ズレを直すことではなく、
👉 その位置を選ばざるを得ない条件を見直すこと
です。
・支持の問題
・筋の緊張
・姿勢との関係
・呼吸の状態
こうした要素が変わることで、
顎の選択も自然と変わっていきます。
少し言い方を変えると、
顎は“動かされている”のではなく、
“選んで動いている”
とも言えます。
その選択が変わるとき、
位置もまた、無理なく変わります。
それでは、また。
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