■2013/10/31 ブログだし 多分、顎について書きたいのか(仮5)
あたしは、何を書きたいのだろう?と、思いつつ、今回は“楽しんじゃえ”が、勝手なテーマ。いつものように気が向くまま書いていきたいと思います。読んで下さる方がいらしたら、どうもです。とても感謝します。“イイネ”はありませんので、心の中でイイネって、押してください。もしかしたら、良い事があるかもしれません。ナイナイ。失礼ました。で、話を続けます。
これまでの整理。
『時間横並び・お店次第方式』と、勝手にナンチャッテ命名しました。
『一人一撃・自分次第方式』とナンチャッテ命名をしました。
開業になったA先生は、開業医になるまでは自費医(保険にの対比の言葉)の下で修業をしてきました。
開業したB君は、開業医になるまで、もっぱら保険医として仕事をしていました。
この二人の生産方式は、まさに上の1番目の命名がA先生であり、2番目がB先生になります。
さて、ここでバブル真っ盛りの時代に2人は開業した事にしましょう。
この国もまだまだ人口のボーナスがあります。言い方を変えれば、なんやかんや云っても経済は成長しています。ここが大事なので、覚えておいてください。
例えば、タクシーさんにお世話になる際、タクシー乗り場で待つのが面倒な時、道端でタクシーさんが通る際、指を1とか、2本、あるいは、5本指を立てれば止まった時代があったそうです。つまり、1本なら1万円で、5本なら5万円で目的地に行ってくれという、分かりやすい交渉術だったようです。それを知らずタクシー乗り場で待っていたあたしは、結局、始発電車が出たので、タクシーに乗る必要もなく帰りましたとさ。タクシーさんが、全然来なかったのでそうなっただけですが…こんな裏話があったようです。
そんな時代ですから、A先生も、B先生も順風満帆な開業医ライフを送る事が出来ました。
生産性のお話ですから、こんな表現に戻せば良いのでしょう。
A先生の場合、「あなたの場合、この歯が一番良いと思う。」こんなセリフを言いながら患者も納得しながら、成立していたようです。
一方B先生、一つの方程式を修業時代、学んでいました。一人の患者当たり500点取りなさい。で、月平均2000点を目安にしなさい。そして、15分に一人終わらせなさい。出来れば、ユニットを2台同時に回せると良い。
この場合、彼の1時間当たりの売り上げは4000点になります。即ち、4万円の売り上げになります。
8時間労働であれば、単純計算をして32万円の売り上げを出す事となります。これは、フィクションですので、実際そうだったと思われないでください。
その一方、A先生は、代わりに4人見て30万円の売り上げを出せていました。
売り上げベースだと、A先生もB先生も遜色ないように見えます。生産性と言う見地では、はるかにA先生の方が有利と言えるのでしょう。今回はここまでとします。では、生産性を上げる上でB先生には活路が無いのでしょうか?
<病気だろ?2> →フィクションです。勝手に物語調。受け身の人間ですので、こんな会話をして見たい。いつもは、タジタジの方が多いのかも…
構造の問題です、と言った際、患者は妙に落ち着いて聞いていた。狼狽を見せる患者とお会いした事がない。いつも不思議に思う。癌ですと、言う資格だったら違ったのだろうか?ま。俺には一生縁のない世界、考えるだけ野暮と言うものだ。考える事は止めよう。
患者も前回のナンチャッテ体験で理解はしている。口を開け切った位置と、噛む位置に妙なずれが生じている事を。このずれに関しては、昔からで、定期的に顎に痛みが来ていた。でも、何とかなっていた事と、歯医者に行っても様子見と言われ、何もしなかった。
そうなんだ。俺も経験がある。患者は、こんな事を云う事がある。勿論、別の患者だ。専門用語を使って、けむに巻くって。それか、分からない時ほど、様子を見ましょうって、言われるんだ。治すとなると、難しい手術がいるって。
そうなんですよ。だから、たまに云ってやることがある。専門用語を好きで使っているんじゃにゃいのですよ。学生時代質問され、専門用語で答えるようにトレーニングを受けているから、無意識で行ってしまうのでしゅよ。好き好んで使っている訳じゃにゃいのですよ。
だから、俺は説明を極力回避したい。国語力がない事はよく理解している。スタッフは嫌がるが、スタッフに任せる事の方が多いのかもしれない。日本語使ってまだ、四捨五入すると50年前後だから、諦めるしかないのだろう。どうか、期待しないでほしい。いつも、思う。
で、時に云ってやる。何で、聞かないの。いつまで様子見るのにゃ。そして、その後、どうにも治らないのならどうすればよいか知恵を、およこしって。
云える訳ないか。妄想の中、勝手に俺がほざいているのだからね。云える訳ないよな。
だから、時に云ってやる。どんな手術ですか。方法は良いから、名前を教えるにゃ。後は、ネットで調べるにゃりって。云える訳ないか。妄想の中、俺が言ってみたいと思うだけだから。
何時か、言ってやる。多分ね…
「先生、続きを…」
そうだった。妄想に、瞑想にふけている時じゃない。ダメだ。俺には、話せない。色々云われる事に疲れたよ。仕方ない。
“自然に口を開けた位置と、閉じた際の顎の位置が違う事は、前回の経験と、
視覚での確認で理解できたと思います。この理由は、噛むとこの位置にずれる事に問題があると思います。ナンチャッテ経験で、何気に顎の位置をまっすぐあける位置になるよう噛む位置を、同じにした際、反射で起きた経験はご存知の通りです。“
云えた。多分、云えたと思う。患者は無表情のまま、自分の口の模型を手にしていた。無表情のまま、沈黙の時間が続く。
参った。またか…ありえないという拒絶か。構わない。非常識。普通知られていない事を云えば、開業医だ。医療サービスという地位だ。サービス業に所属して、良く分からないがサービスを求められる職種らしい。今や。だから、妄想扱いにされていく。誰のせいだ。性善説でいた国を、白けさせることに賢明な…世論調査のお陰か?奴あたりだろう。間違いない。郵便ポストが赤いせい
でもいいのだろうし。この際。多分…
重い口が開く。
「費用は?」
自然と口が開いた。
“病気だろ。”
云っちゃた。言うまいと思っていたが、出てしまった。ええい。ままよ。勢いで話すしかない。
“ここは、病気を治す所。病気の人が来る所。ご自身は、病気なの。病気の場合、精密検査がいるの。精密検査をして、どんな治療が必要で、どれくらいの期間化の目安を立てて、ご同意を頂いたら、治療を開始する訳。ここは、美容じゃないの。費用を聞いて止めるとか、オプションを聞いて決める、そんな所じゃないの。病気に対して、仕事をしてお金を頂戴する所なの。それが、ここの仕事。
勿論、精密検査後、費用のお話もするでしょう。その上で、決めればいいの。納得できなければ、セカンドでもサードでも行けばよい。そして、そこで意見を求めればよい。合わせて、目の前で痛みを取ってもらえば良い。
構造と感覚、反射の病気だから、勉強している先生なら、即座に体感させてくれるさ。
病気なの。病気を治す所で、深刻でない限り、先に費用と言う、診査をした人間を小馬鹿にした発言は出ないと思う。あなたは患者で、お客様でもなければ患者様でもない。沢山歯医者あるから、おれもあんたからすれば、一歯医者。でも、これだけは言っておく。俺からすればあんたも一患者。只、それだけ。
それが、ここの方針なの。納得できないなら、ここでおしまい。」
快感。でも、云っちゃった。でも、快感。…
こっちとら、どれだけ調べたと思っているンら。舐めるらよ。ああ、俺って奴は…らめら…
「検査をお願いしたく思います。」そう患者は答えた。
て、云う感じの物語にいつも憧れています。フィクションですから。
”ところで、顎以外にお悩みはありますか…”
「顎関節症と関係あるか分からないのですが、頸と頭が痛いのです。それと、息がしにくい気がするのです。」
”えっ”
顎関節症じゃない…
いつも咬合に、顎に、襲われています。
人間の身体の素晴らしい。その前に、あたしは、いつもたじろぐ。
おしまい。