こすが歯科医院

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嚙み合わせのあれこれ

嚙み合わせのあれこれ

2023/11/13

 

院長は、院内の勉強会の際、「『人を診て、口を診る。』これは大事な事と思うけれど、そもそも技術が無ければ、口が診れるのかと思うのだよね。」そんな言い回しを私達の前で行います。

更には、歯科に於ける看るという意味合いを質問してくる始末。参りました。

サブリナが、今回もナビゲート致します。

1)嚙み合わせ

一般論に拘りながらも、私、私見を入れちゃっているかもしれません。御免なさい。

 

嚙み合わせと全身との関連性は多くの歯科医師によって、学会等で発表されていると信じたい私です。私の想いと願いであり、私の立ち位置でもあります。

ですが、実際は「どうなんだろう」と学会に参加させて頂いた中、感じます。詳細は割愛しますが、あまりに貧相と非専門ながら、発表の数をみて私は寂しくなります。更には会場での参加者の数をみてまた悲しくなります。

 

メディアベースでは、なんとなくですが身体との関連性を紹介している気もします。だからか、そのお陰か、この頃は、歯科のHPを覗くと、まぁまぁ、身体との関連性を謳っている歯科の先生も垣間見る気もします。

 

意地悪な所感ですが、実際、謳われている歯科の先生は、何割ぐらい学会に参加され、或いは発表されているのだろう。そんな疑問も持ちます。

 

只、私なりに一生懸命理解を努めた結果、見える結論はこんな感じでした。

○たしかに、噛み合わせと全身は深くつながっている。

(らしいと、否定はしない。そして、一端は肯定する)

 

○噛み合わせの治療法は未だ絶対的なものはないというのが、多くの歯科医師の共通見解らしい。(肯定から、否定に戻す)

 

○従って、嚙み合わせが悪いからといって、安易に歯を削ってしまうのは間違いです。

(肯定ではなく、否定のエネルギーを出す。結局、解決案には行き着いていない)

○最初に歯型をとり、マウスピースを作る。その後、必要であれば、嚙み合わせを調節する。でも、なるべく行わない方が良い。

(否定派のままで、その中で代案を否定派なりに出してみた)

 

大体、こんな所の様に私には感じられます。

 

  

 

 

 

 

 

2)では、弄られてしまった場合は?

口の悪いうちの院長は、参加人数・身体との関連性に対し発表する演者数をみて貧相だと、業界の事を憂いた身の程知らずの私に、一言言い放ちます。

 

「水鳥は優雅に泳いでいるように見えて、水の中では一生懸命脚を動かしている。おいらは、そう思うんだよね。でも、肯定派の様で、実は否定派。ふんわりとその存在を隠し、肯定派然と振舞う。だから、勉強しない理由を一生懸命導き出す。有口無行の極みって事になるのかしらね。でも、大したものと思わないか。交流関係が無い人間が無意識の集合体になり、無意識に団結する。中々、出来る事でないと思わない?ある意味凄いよね。そうだ、君なりに諺探せば、納得いくかもね。」相変わらず毒が多い人です。

 

でも、鴨の水搔きという捉え方で噛み合わせを、見た場合どうなるのだろう。と、“ふと、考えます。”

一見する限りは、診る立ち位置は身体の事を考えている仕草を見せて、実際は違う。あれ、これって虻蜂取らずに陥らないか?思わず、眉を顰めます。いえ、弱い犬ほど良く吠える失礼しました。言い過ぎです、気を悪くされる方がおられたら、申し訳なく思います。

毒を吐く者の事を考えていたら、私まで毒を吐いてしまいました。失礼しました。

 

でも、一つ考えて頂きたいのです。

触らないでマウスピースという捉え方でも良いでしょう。では、弄られ過ぎた場合は?

 

ここを提示しない限り、実際は解決しないと私には思えてなりません。いかがでしょう?

 

3)噛み合わせを構築する成分の分解をしているのだろうか。

どんどん壊されていく状態。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

この状態から、患者と出会います。

この症例は、ずばり一言で済ませると、基準となる歯の高さ関係が既にない。

 

では、この状態で上の赤字の捉え方のどれが該当するのでしょうか。私には意地悪かもしれませんが、分かりません。見方を変えれば、このような症例に対する解決案が提示されない限り、何も出さない。何も紹介しない。この方が、むしろ親切のような気もします。

 

さて、話を戻します。6回の表(題名を書く)の話が本筋でした。

 

そこで、当院は義歯の高さを変える事なく、同じ状況になる様にフェイスボウテクニックを採用します。但し、姿勢位を一つの指標にしたわけです。

 

   

↑寝姿勢からのフェイスボウ採取の一コマです。

 

私も毒吐く者になってしまったようです。今度は、姿勢位について何かを語らないと行けないのかもしれません。“はぁ“、参りました。頑張ります。

長くなりました。

今回はここ迄としたく思います。

 

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