予防なる話(時代背景と誤謬の側面)3
2024/12/20
1)予防の時代
予防の時代と言われ、久しいです。少し、私の捉える時代背景を説明したく思うのです。
①過去、予防を意識しない治療主体型の時代があった。
②現状は、予防管理型の時代に移行しつつある。
このよう予防管理型の時代の始まりは、スウェーデンの国を挙げた歴史がある事を是非紹介したいです。
これは、熱く語るサイトがあると思いますので、興味があられる方は是非、検索を検索されてください。
予防、スウェーデンで、相当な情報が得られると思います。
さて、予防管理型に移行しつつあると紹介しましたが、これは私の捉え方。
移行していると言い切る先生方や、衛生士がおられたとしても、私は否定はしません。
何故、そのように捉えるか。
それは、誤謬があるせいと言えば良いでしょうか。
そんな私なりの考えを紹介したく思うのです。
何かの参考になれば嬉しいのですが、一番は一緒に考えて頂くこと。これが、私の欲張りな願いです。
2)メンテナンス
多くの方が、一通り治療を終えると、歯科医から・衛生士から、何れにせよ診療所サイドからメンテナンスに入って行きましょう。そして、予防の大事さに対し厚い説明を。口腔環境を守ろうという熱い情熱を感じられた経験があられるだろうと想像します。
メンテナンスは、直訳すると保守・点検になります。
保守点検といえば、身近な感覚だと車検に近いのでしょうか。
車検を受けると、部品の勤続疲労から交換とか、オイルが古くなっているので新しい物に変えましょう。
そんな経験があるだろうと想像します。
或いは、別の興味深い経験を思い出される方もおられるかもしれません。
いずれにせよ、お世話になっている車検の会社の方針のお陰かもしれません。保守点検後、ピカピカな綺麗な状態になって戻ってあたかも新車と錯覚したくなる清掃の効果に私はいつも感謝しています。
ところが、歯科の場合、早期発見・早期治療と言う視点でメンテナンスを受けると、何故か新しい虫歯が見つかり治療が新しく始まる。或いは、新しい治療が始まったと言えないのだが、1・2回で済む部分的な虫歯治療を受けた。そんな話を、患者を通して聞く事があります。
そして、大抵の場合、患者に質問をされます。
・区切りがついて、直ぐに虫歯になるのは私の歯はそれだけ弱いのだろうか。(ドキッとする私がいます)
・区切りが付いて、言われる通り年4回(6回の人、12回の人といます)と通院しているのに、1年の間で必ず虫歯と言われ、どこかでなにがしらの治療を受けている。(寂しい顔をするしかない私がいる気がします)
・車の保守点検以上に、歯はトラブルが出る存在なのですか。(悲しい顔をする私がいます)
ふと、ここの(こすが歯科)メンテナンス体系を確認します。
何れの言葉を私は聞きません。
予防管理型と言った物の、その実、その体系を会得するのは難しいのではないかと不思議と思い、院長に質問をしました。
彼にとっては、唐突の質問だったのでしょうか。私の質問に院長は困った顔をしながら、言い難そうに返答をしてくださいました。
「経営を考えると、メンテナンスの度に虫歯が見つかるのは素敵だと思うよ。只、予防と言う側面で考えると、どうなのだろうね。」
私は、どう受け止めて分からず、困惑した顔をしていると、彼は只、考えてごらん。そう言い残して、臨床に戻って行きました。
3)歯科にもある合成の誤謬の現象
私、ダニーは悩みます。
分からないダニ―と、天然ボケで院長の前で泣きつく事は簡単です。
ですが、考えてごらんと言われ考えずに、天然ボケを出すとします。きっと、院長は悲しむと、不思議と思い今回(ばかりはと思いたい)は自分の力で考える事を選びます。
①院長も患者の治療が一通り終えると、メンテンナンスに入って行きましょう。
②メンテナンスと言う言葉を用いていますが、保守点検です。口腔管理が仕事の依頼で来るなら、予防と言う視点で協力させてください。
③このような事を彼が言っている事を思い出した。
一つ症例を出したい。
術前(初診時)
術後(5年後)

顎の痛みの患者になる。
顎の痛みを取ったのち(これは治療を行っています)、酸蝕症に罹患している歯群になる。
早期治療は、結果として、患者利益に繋がらない。
歯牙が悪化して、神経の治療になる前に、補綴修復治療を行った方が患者利益が高いと、情報・目的の共有をした患者になる。
いよいよこれ以上放置をすると、歯牙が厄介な状況になる。
これが、判別した時、院長は治療に入った。
院長は、先の質問をした際、メンテナンスだぞ。保守点検は、修理する事が基本でなく、修繕を基本とするのでないかな。そして、保守点検の結果、修理しないと行けないとなった場合、意味合いが変わるのだと思う。
不思議そうな顔をする私に、院長は言う。
「保守点検した結果、修理が必要だから修理をする。
この捉え方と、善意でここおかしかったから、直して治しておきました。
どちらが、大事な作業と思う。
どちらが、当たり前の在り方と思う。
保険診療だから、保健治療では、既に治療契約と、治療同盟が出来ているから、悪い所を見つけたんで治します?直します?
これって、見方を変えればアコギなやり方に見えないか。
説明をして同意をしたから、セーフ。
あたしは、人としてどうかと思う。
修理が必要な所を見つけて、その上でどうするか。どうされるか。その選択を求める。
これの方が、人の在り方と思うけれど。
「お前さんは、どう思う。」
私は、思った。
予防型治療に移行していると思ったのは、ここら辺にあるのだろう。
ここの実際。
フリーランスの私の知るもう一つの実態。
この差に対し、私は言語化出来ないまま直感的に判断していたのだと思う。
私は、思わず聞く。
「どうすればいいのでしょう。」
考えると面白いかもね。院長はそう言い残し、臨床に戻られました。
私は、理解した。考える時間を渡された。
院長は私に言った事がある。
「馬鹿なまま死ぬか。
賢いと思い込んで死ぬか。
馬鹿と思えば、人はその状態が嫌で、賢くなろうとして努力できる。そう捉えるなら、馬鹿なまま死ぬか。空けらかんに思えるでしょう。
賢いと思えば、間違いに気が付く事なく、善人でいられるかもね。
「どちらが好きかい。」
そんな台詞を思い出した。
後姿を見ながら、院長に言う。
「分からないダニー。少し時間が欲しいダニー。」
にやっと笑って院長は患者の下に向かわれた。
善意にお金を支払うのではなく、仕事に対しお金を払う。
もしかしたら、予防の時代に入るには、患者側にも意識改革を求められるのかもしれません。
では、どんな啓蒙なのでしょうか。どんなお伝え方なのでしょうか。
もう少し、考えてみたく思うのです。
《追記》
もし衛生士の方がこのブログを読んでくださっているなら──
そして転職を検討されているなら──
この記事をひとつの物差しとして使っていただけたら嬉しく思います。
当院の「個性」や「大切にしていること」についても、少しずつ発信していきます。
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